西大塚駅の入口に、2点の「招き猫」が飾られている。4月に成田駅で展示されていた切り絵作家・桑原重雄さんの作品である。招き猫は、右手は金運、左手は客招き、人との縁が深まるとされています。
桑原さんは川西町の出身であり、この作品には山形鉄道とふるさとへの応援メッセージが込められています。6月6日から駅茶にて「木造駅舎『絆』展」がスタートしますが、桑原さんの作品をとおして羽前成田駅と西大塚駅の絆が深まることを期待したいものです。
西大塚駅の入口に、2点の「招き猫」が飾られている。4月に成田駅で展示されていた切り絵作家・桑原重雄さんの作品である。招き猫は、右手は金運、左手は客招き、人との縁が深まるとされています。
桑原さんは川西町の出身であり、この作品には山形鉄道とふるさとへの応援メッセージが込められています。6月6日から駅茶にて「木造駅舎『絆』展」がスタートしますが、桑原さんの作品をとおして羽前成田駅と西大塚駅の絆が深まることを期待したいものです。
米屋こうじさんの「長井線今昔展」に続いて、駅茶では「フラワー長井線 木造駅舎『絆』展」を開催します。フラワー長井線には大正時代に建設された二つの木造駅舎が残されています。百歳を超える駅舎には今も、多くの人が集います。
大正3年に開業した西大塚駅。その後の延伸運動によって大正11年に開業した羽前成田駅。展示では両駅の構造を比較しながら、両駅の特徴と時代背景を考察します。また両駅の保存と活用事業を振り返りながら、駅舎がつないでくれた人と人との「縁」と「絆」に思いを馳せたいと思います。
フラワー長井線の17駅にはそれぞれの歴史があり、当時の人々の想いが刻まれています。各駅の「今昔」に思いを馳せながら、沿線住民が手をつないで長井線を応援し、地域を元気にしていくことを願いつつ・・・。
「フラワー長井線 木造駅舎『絆』展」
期 間 令和7年6月6日(金)~7月6日(日)
上記の各週末(金・土・日曜日)
時 間 午後1時半 ~ 4時
6月1日(日)、小雨模様の中、花いっぱい作業を行いました。そしてホーム北側には、真新しいベンチが置かれていました。おらだの会の初代会長で、しかも駅舎改造の棟梁であった石塚さんの無料芳志です。ほんとに有難いことです。羽前成田駅は「みんなの仕事でできている」のです。
駅茶で行われている「長井線今昔(記録写真&米屋こうじ展)」を観て来ました。その中で、米屋さんの上の作品が妙に印象深いものでした。私にとっては「妙に」と言わざるを得ないような奥深いものを感じるのでした。
撮影地はこれまでも多くの作者が選択した場所であるし、構図も大雑把に言えば特に目立った差異はないように思います。けれども作品の前に立つと、全体に淡いトーンの世界に引き込まれるような錯覚にとらわれました。細部をみると、空の色のグラデーションが、その奥に聳える山並みを包み込んでいます。それぞれの光を放って映る木々の若葉は、油絵のように盛り上って見えるのです。霞のような淡いふる里の風景の中で、フラワー号と共に生命の歯車が確かに時を刻んでいる。そんな作品のように思えました。
在廊されていた米屋さんに、着任して2か月経っての感想と作品に対するお考えを聞くことができました。米屋さんは「実際に住んでこの地域を観ると、季節が確実に進んでいることを実感する。」と語ってくれました。また、「自分の予断やこれまでの作品創りの視点を排除して、目に映るものをそのまま受け入れることを心掛けている。」とも教えてくれました。
米屋さんの言葉からは、着任地あるいは撮影地に敬意(リスペクト)をもって向き合おうとする姿勢を感じました。「芸は人なり」と言います。米屋さんの次の作品を観る機会を楽しみにしたいものです。この作品展は、6月1日(日)までの会期です。ぜひご覧になってみてください。