お花見会が終わり、団体客で賑わう列車を見ることもなくなった。春はもう遠く過ぎてしまった季節のようだ。人々は桜を惜しみながらも、心はすでに次のモノに向かっているようだ。
そんな中、ブログを通しての友人から「成田駅の2本の桜を見に行きたい、まだ咲いているか」とのメールをいただいた。2本の桜とは、関山と鬱金のことである。
全国各地に桜の名所がある中で、成田駅のあの2本の桜が見たいという人がいる。古びた駅舎と共に、心行くまで春の名残を味わって欲しいと思う。世の中は、ああ世の中は、なぜこんなに急いてと流れてく(花咲く旅路)。
【おらだの会】写真は24日に撮影したものです。
成田駅桜情報(9) 春を惜しみて
成田駅桜情報(8) サクラに集う
4月21日、お花見会を開催。今年は自由にご参加いただけるように、会員の奥さんの手料理などをバイキング方式で味わってもらった。折しも故広田泉さんの3回忌にもあたり、広田さんがつないでくれた縁者の方も大勢おいでいただいた。地元の吉川病院の職員の方も交代で参加してくれた。実に4年振りとなる。
伊藤桃さんの乾杯で一挙に盛りあがり、花見の宴がスタートした。その後2次会、3次会を経て帰りの列車に乗り込むのを見送る時間となった。「みんなに見送られて、一人で列車に乗っていくのはホントに涙が出てくるんです。」と語ってくれた女性がいた。そして最後に残ったのが写真家の米屋こうじさんだった。米屋さんは列車が来るまでの間、一人で駅の窓ガラスを掃除していてくれた。そんな姿を見たのは初めてのことだった。
参加してくれた方々にどのような思い出が残ったのだろうか。泉の桜も十月桜の方を見ながら、ニヤッと笑ってウィンクしているかもしれない。皆さんどうもありがとうございました。また会いましょう。
成田駅桜情報(7) いよいよ関山、鬱金桜の登場です
染井吉野と枝垂桜が散り始め、成田駅の銘木である関山と鬱金桜が咲き始めました。この調子でいくと日曜日のお花見会には見頃になるでしょうか。お花見会には遠方よりおいでになられる方もおります。お天気の具合が気になりますが、花は見頃になりそうでうれしいことです。
そしてもう一つ、うれしいことがあります。それはホーム北側に昨年植樹した「泉の桜(樹種 関山)」に一輪の花がついたことです。「泉の桜」は鉄道写真家 故広田泉さんに感謝して植樹したものです。たくさんの方の思いが込められた若木が、花を付けてくれて安心しました。
さて、成田駅でのお花見会は21日午前11時半から始まります。会費は男性2,000円、女性1,000円です。昔ながらのお花見を楽しんで下さい。なお希望者多数の場合はご参加をお断りする場合もございますのでご容赦下さい。
成田駅桜情報(6) ライトアップされてます
そんな鯉屋さんは、桜の手入れを行い、そしてライトアップまでしてくれているのです。ライトアップの時間は夕方6時半から9時半まで、ご自宅の枝垂れ桜は午後9時頃まで点灯されています。関山やウコンなどが終わるまで点灯してくれるそうです。古い駅舎と共に、100年前に植えた人、100年の間守って来た人に思いを馳せながら眺めたいものです。
鯉屋さんの管理作業の様子はこちらから
→ 樹を守る人を忘れず:おらだの会 (samidare.jp)
成田駅桜情報(5) 紅白の競演
夏日となった14日、今日はたくさんのお客さんがおいでになりました。成田駅の桜も染井吉野、枝垂桜が満開になりました。駅の南側から見ると染井吉野の白と枝垂桜のピンクが好対照となって、青い空に映えています。こんな風に見えるんだ、と初めて気づきました。
成田駅の見所である鬱金桜(ウコン桜)は、つぼみが色づいて膨らみつつあります。関山はまだまだ蕾の状態。まだしばらくは楽しめそうです。ちなみにおらだの会のお花見は、21日(日)午前11時半からの予定です。会費は男性2,000円、女性は1,000円、お子さんは無料です。どうぞおいでください。