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米屋こうじさん&長高写真部展

  • 米屋こうじさん&長高写真部展

 10月になりました。駅茶での展示事業も今年度最後の企画となります。今回は鉄道写真家・米屋こうじさんと長井高校写真部の合同展です。

 米屋さんは山形県天童市の出身で、2011年の大震災以降、山形鉄道を応援してくれている方です。また今年4月の「広田泉さんを語る」トークショウを行っていただきました。「道憧憬」と題するその作品群には、鉄道と人との関係を思い起こさせるものが多く、私たちが大切にしたいものが表現されているような気がします。

 

 一方の長高写真部は、同僚がモデルとなって長井線での青春物語を発表してくれます。「高校生の頃が懐かしく思いだされた」などと、毎回たくさんの感想が寄せられています。米屋さんの「鉄道憧憬」と高校生の「物語のある風景」がどんなふうに共鳴するのか楽しみです。

 

 期間は10月6日から10月22日までの毎週末(金・土・日)の午後1時半から4時まで。ただし最終日の22日は長井線祭りの協賛事業として午前10時から午後2時半までとなります。長井線祭りの日程については改めてご案内します。

 

 なお、都合により事前の告知なく開場を休止する場合がございますことを、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

2023.10.03:orada3:コメント(0):[イベント情報]

昭和の鉄ちゃん

  • 昭和の鉄ちゃん

 「長井線を走った蒸気機関車展」も本日をもって終了となる。最後に昭和の鉄ちゃんを紹介したい。この方は北海道出身なのですが、旭川機関区に行ってD51の運転席にも上がらせてもらったのだそうだ。その当時であれば許されたことなのでしょう。

 

 今でもSLマニアは多くいて、記念乗車の様子がマスコミでも報道される。配管がむき出しになった運転席、線路の勾配に合わせて石炭を投入するなど、新幹線などの最新の車両にはない魅力があるのだろう。

 

 昭和の鉄ちゃんは、縁あって成田に移り住み、そして2年程前に成田を離れていった。探求心が旺盛で情熱を持ち続け、仕事にも地域の活動にも一生懸命だった。筋金入りの鉄ちゃんだと思う。

2023.10.01:orada3:コメント(0):[イベント情報]

桜咲く?

  • 桜咲く?

 もうすぐ10月となり、朝晩の涼しさにホッとする今日この頃。知人から桜の便りが届いて出かけてみた。場所は、白兎駅の駐車場。最近の寒さに眠気を打破されたのでしょうか。

 

 成田駅の十月桜は、まだ咲くような様子は見えません。そして成田駅の桜に比べて、花びらがとても濃いピンクです。十月桜とは種類が違うのでしょうか。

 

 先週まで30度超で今朝は17度。雨のおかげで稲刈りができずに、桜が咲くって変じゃないか。もう少し普通に戻ってくれないか。

 

 

昨年の十月桜の開花記事はこちらから

 → 開花宣言!:おらだの会 (samidare.jp)

2023.09.29:orada3:コメント(0):[停車場風景]

成田駅の宝物(31) 昭和30年頃の成田駅画

  • 成田駅の宝物(31) 昭和30年頃の成田駅画

 写真は、駅茶(旧駅事務室)南側の壁に掛けられている羽前成田駅の絵画です。成田駅においでになった方が撮影したものを、傾き補正をして送ってくれたものです。その方も「いい絵ですね」と驚いていましたが、改めて見ると駅舎の中にこんな立派な油絵が飾られていることはすごいことだと思います。

 

 駅舎の修繕工事が終了した頃に、地元の作家が寄贈してくれたもので、昭和30年頃の風景とのことです。この頃はホームまでの出越部分に木製の床がテラス風に造られていたようです。母屋とトイレ小屋の間に柵があることや空に張られた電線が当時の雰囲気を伝えてくれます。

 

 ホーム側から駅舎全体の風景を記録したものはとても珍しく、大切に残していきたいものです。

2023.09.27:orada3:コメント(0):[成田駅の宝物Ⅱ]

もう一つの「さよなら列車」も

  • もう一つの「さよなら列車」も
  • もう一つの「さよなら列車」も

 今、「長井線を走った蒸気機関車展」を行っている。展示している中に、96型のさよなら列車の写真が2枚ある。1枚は長井線のさよなら列車となった59634号であり、もう一枚は米坂線のさよなら列車となった「9634号」である。59634号が現在は北九州市の鉄道記念館に保存されていることはブログで先に紹介していたとおりである。

 

 先日、鉄道ファンの方々が全国から集まって、成田駅前の広場で芋煮会をなさった。その中の一人が、「9634号の頭が新潟県の新津鉄道資料館に展示されていますよ。」と教えてくれたのである。68691号と59634号に続いて9634号も、現役を終えてなおそれぞれの地で多くの人に愛され、見守られながら生きていることを確認できたのである。

 

 この地で共に生きていた友達が、全国に散らばりながらも、その人生を全うした姿を見るようで、何とも言えないものを感じた。

 

 

 

59634号との再会はこちらから

→ 「さよならSL」との再会:おらだの会 (samidare.jp)

2023.09.25:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]