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広田泉伝① 西大塚駅に降臨

  • 広田泉伝① 西大塚駅に降臨

 来月の22日から始まる広田泉写真展を前に、広田泉さんとの交流経過をまとめておきたい。おらだの会自身のこれからを考えることになると思うからである。

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 3.11の大震災から1か月後の平成23年(2011年)4月29日から西大塚駅で「東北の鉄道応援チャリティー写真展」が開催された。鉄道写真家米屋こうじさんの呼びかけに広田泉さん始め中井精也さん、その他写真愛好家15名程が呼応して行われたものである。この写真はその時の記念写真である。参加された皆さんの顔をみると、「駅に集う人たち」というタイトルが自然と浮かんでくる。和やかに共通するものが通い合っているように思える。

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 広田さんと山形鉄道とのかかわりは、ここから始まったのではないだろうか。来訪神的に言うならば「西大塚駅に降臨」である。そのきっかけをつくってくれたのが米屋こうじさんである。米屋さんは4月23日に広田さんの人と作品について語ってくれることになっている。どんな話が聞けるか楽しみである。

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 写真展の案内はこちらから

  → 広田泉写真展を開催します:おらだの会 (samidare.jp)

2023.03.20:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

コロナ禍での支援とは

  • コロナ禍での支援とは
新型コロナウィルスの収束が見通せない中で、連日のように観光や飲食関係の厳しい状況が報じられている。当然ながら、山形鉄道もその中の一つであろう。先月末の新聞に、山形鉄道の2020年度の収支が1,000万円以上の赤字になる見通しであること。それに対して山形県は、それまで予定していた県と2市2町で共同して補填をする支援策を、再検討することとした、との報道がなされた。

山形鉄道では、新規のグッズ販売などにも取り組んでおり、またオンラインツアーなどの支援事業も行われている。一方で県や市、町においても役場等の建設やコロナ対策などで、財政的に厳しい状況にあることも理解されるところである。赤字補填策がどうなるのか気になるところではあるが、この厳しい状況は、コロナによる単なる一時的な経営悪化ではなく、鉄道事業のもともとの脆弱な基盤が提示されたものとみるべきではないだろうか。

昨年の4月に「がんばるニャンズ」で「本当の応援とは何だろう」と自問したことがあった。最近、ある大学教授がSNSで「鉄道やバスを残したかったら利用することだ。少なくともみんなで利用しようという努力は必要なんじゃないですか。」と投稿されていました。今は、列車内での飲食を控える必要もあり、楽しい貸切列車もままならない。だとしたら沿線住民も、土日フリー切符などを利用して、少人数で列車からの風情を楽しむような「新しい旅の姿」を創らないといけないのかもしれない。

 私たちはせめて、この新聞記事を単に山形鉄道の問題だ、行政の問題だと他人事として見ることだけはしないようにしたいと思うのだが。

2021.02.03:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

がんばるニャンズ  線路をつなげて  

  • がんばるニャンズ  線路をつなげて  
  • がんばるニャンズ  線路をつなげて  

 広田泉さんの「成田界隈探検写真展」は、明日4日(木)で閉幕となります。最後に、「元気が出る鉄道写真展2011」の出品者メッセージから、幾つかを紹介します。広田さんを真ん中にして、同窓会がやれればいいですね。

〇まだ少年だった頃、写真に関心を持ったそもそものきっかけが鉄道でしたから、走り去る列車の影はまるで遠い日の記憶のようです。(eguchi)

〇この展示も多くの人が参加して、たくさんの意志が注がれています。この人と人との繋がりによって、色々な人の元気が生まれることを祈っています。(yohhei)

〇人や物だけでなく、文化や経済、人びとの様々な感情も運んでくれる鉄道は元気の源です。何かをすることでエネルギーが大きくなる事を願い、写真展に参加させていただきました。(mayumi)

〇今年はつらい事、悲しいことが沢山ありました。でも「必ず明るい未来が待ってる」そんな思いを込めてシャッターを押し続けました。(youko)

〇都会に暮らす中で、故郷での思い出を探すために鉄道写真を撮り始めました。周りの景色が変わっても、鉄道が変わらずそこにあったからです。ホームを歩く人、駅舎で談笑する人、列車の窓に浮かぶ人、そこには間違いなく存在した自分と友人や家族との思い出が重なります。鉄道にはいつも郷愁を、そして先につながる未来を感じます。街と街、そして人と人。大切に暖かく、いつまでもつないでいて欲しいと思います。(hiroshi)

〇今年は大変なことになってしまいました。思い出の場所や大好きな場所が津波や豪雨により被害を受け、線路もまた・・・。何とか線路を繋げ、人を繋げてニッポンを繋げたい。本気でそう考えていますので、応援よろしくお願いいたします。(広田泉)

2020.06.03:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

がんばるニャンズ 本当の応援とは

  • がんばるニャンズ 本当の応援とは

 この写真は今から4年前のもので、手に持っているのはこの年の長井線祭りのチラシです。広田泉さんの提案で長井線祭りに合わせて羽前成田駅、時庭駅、西大塚駅で三駅合同写真展をやることにした際の打合せ時のものです。

 こんな写真を見ると、「やっぱり呑兵衛だよな」と思うでしょうが、でもそうではないんですよ。この夜、広田さんは初めて熱い想いを語ってくれたのです。先に紹介した「本当の応援とは・・・」につながる言葉です。がんばるニャンズも、改めて噛みしめたいと思います。

・駅は、地元の人のものだ。でも今、地元の人も駅を見捨てつつある。

・成田駅は、東北の中でも最も“攻めている駅”だ。

・ローカル線は地元の人に愛されないと残っていけない。

・だから私は、駅を愛している人を応援したい。

・そして私は、駅を盛り上げてくれる“人”も含めた基盤を地元につくりたい。

・地元の人に言いたい。皆さんは何をやっている?。 ここで生きる覚悟がありますか?

私達は、この問いに真剣に向き合わなければいけないと思う。

 

【おらだの会】この記事は、過去にアップしたものに加筆して作成しました。

 ⇒http://samidare.jp/orada/note?p=log&lid=420808

2020.06.02:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]

成田界隈探検 夢をあきらめない

  • 成田界隈探検 夢をあきらめない
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 広田泉さんの作品展を待合室で行うという、全く非常識で申し訳ない事業ももうすぐ閉幕します。「本当の応援とは」というユーチューブを見て、改めてこの作品に込められた思いを知ることができました。本当に有難うございました。

 

 私達おらだの会も「本当の応援とは何だろう」と考えました。そして広田さんから以前いただいていた写真と写真集を展示しました。写真集には「ここから始まる」のタイトルがあり、「羽前成田駅大好きです」のメッセージが書き添えられていました。もう一つが荒砥駅車両基地の写真です。

 

 車両止めの前に立つ車両。その車両は今は部品供給のための存在です。けれども、その表情は明るく力強く、どこまでも青い空のかなたを目指しているように見えます。かつてこの地の先人たちは、左荒線という一歩先の夢を追っていました。そして今、この写真は私たちに語っているようです、「私は夢をあきらめない」と。だから私達も夢をあきらめないで頑張って行きます。頑張りましょう!。

2020.05.31:orada3:コメント(0):[がんばるニャンズ]