童心に帰って

  • 童心に帰って

 待合室に絵画が飾られている。題名は「フラワー長井線でたびの出発だ!」。令和4年度山形県子供絵画展で入賞した致芳小学校3年生の作品である。致芳小学校3年生は、今年ふるさと学習に取り組み、羽前成田駅にも来てくれた学年である。そんな生徒の一人が、長井線を描いて入選したことをとてもうれしく思う。

 

 作品には、友達とフラワー号に乗って行く時の心躍る様子が画面いっぱいに広がっている。そういえば昨年の秋、子供たちが連れ立って長井線に乗るのを見る機会が何回かあった。その時の子供たちのはしゃいだ様子は、まったくこの絵そのものだった。たとえ2つ先の長井駅までの小旅行であっても、子供たちの胸に広がるワクワク感や沸き起こる冒険心は旅の醍醐味なのであろう。人口減少による厳しい経営状況が伝えられる中で、この絵は一縷の希望にも思える。

 

 全線開通100周年を前にして地元新聞の「話題の十字路(2月2日付け)」では、「100周年は祝賀だけでなく長井線に向かうきっかけにしなければならない。・・・『試しに乗ってみるか』。そんな思いから『私たちの長井線』としての意識が広がって欲しい。」と呼び掛けている。この絵は、私たち大人が忘れかけていた旅への憧れを思い出させてくれる。今年は、童心に帰って小さな旅を楽しもうか。

 

2023.02.07:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

5日ぶりの列車音

  • 5日ぶりの列車音

 フラワー長井線は先月31日から運休していたが、4日午後、5日ぶりの運行を開始した。あやめ公園駅から羽前成田駅間の踏切に障害が発生したための運休だそうだ。地元紙によれば線路上に列車がいることなどを感知する装置のケーブルの断線が原因だという。ケーブルは耐用年数が40年ほどで、山形鉄道が開業した1988年(昭和63年)以前から使用していたとみられ、経年劣化が原因で断線した可能性があるという。

 

 2018年(平成30年)山形鉄道開業30周年の1月末、約10日間の運休があった。大雪によって除雪作業が間に合わず、除雪車両がダウンしたのに加えて試走車両が雪に乗り上げる事故が発生したものだ。この時の通学に係る混乱は大変なものだったと地元紙は伝えている。

 

 今回の信号機のトラブルによる運休によって、沿線にある南陽高校では200人超の1、2年生のうち100人程度が登校できずにオンライン授業となったとも報道されていた。コロナの経験が生かされたことを喜ぶことはできない。せめて山鉄社員が安心して業務を遂行できる設備基盤が確立されることを祈りたいものだ。

 

 2018年の様子はこちらから

 → 大雪だ、頑張れ山鉄!:山形鉄道 おらだの会 (samidare.jp)

 

 

【おらだの会】写真は小口昭氏「長井線今・昔」より。ラッセル車には工務区の社員4人が乗り込み、雪が多い時は午後10時から翌朝4時半ごろまで作業をするのだという。

2023.02.05:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

伊藤桃さんからのメッセージ

  • 伊藤桃さんからのメッセージ

 1月14日の投稿で、伊藤桃さんが残した駅ノートへのメッセージを紹介した。伊藤桃さんは鉄道アイドルとして多くのファンを持っている方であるが、今回は只見線の取材のために乗った東北新幹線を乗り越し、わざわざ山形鉄道まで来てくれたのである。山形鉄道を再訪した目的の一つは羽前成田駅を再訪するためだという。

 

 「2021年12月に訪れた時に、イルミネーションの飾りつけをしていました。もちろん本職の方々ではないけれど、心を込めて飾りつけをしているその姿、そして色々なお話を聞かせてくださった人のあたたかさに心惹かれて、また行きたいなと思っていたのです。(無人駅だけれど)全く寂しくなくて、そこにはおらだの会の方々を始め、駅をただの通過点ではなくて、大切な居場所だと思う人々の温もりが、どんな寒い日でもあるのでした。」(「伊藤桃さんのブログ」より)

 

 全国の鉄道を訪ね、それぞれの地で多くの人とのふれあいがあっただろう。彼女に「旅をする意味」を尋ねると、「私は頑張っている人を応援したい、力になりたいんです。」との答えが返ってきた。彼女のインスタグラムのリールには「一番行きたい駅はと聞かれれば、ここ(羽前成田駅)と答えます。見て、知ってできたら訪れて欲しい!」と。わずか40数分の時間でしたが、心に残るひと時でした。

 

 

伊藤桃さんの公式ブログはこちらから

→ 【#山形鉄道 #羽前成田駅 】山形鉄道を再訪した目的のひとつは…2枚目:こちら!#木... | 伊藤桃のオフィシャルブログ『B dreamygirl』Powered by Ameba (ameblo.jp)

 

おらだの会の過去のブログはこちらから

→ ローカル線の魅力を考える1(伊藤桃さん語録から):おらだの会 (samidare.jp)

 

2023.02.03:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

鉄道ウンチク聞いてみたい

  • 鉄道ウンチク聞いてみたい

1月23日

 いつもは車ですが、フラワー長井線で帰ってきました。東京からのツアーの方々と一緒になり、山形鉄道の方の説明を一緒に聞けてラッキーでした。

 

 最上川橋梁は日本で最古の鉄橋であること。白兎駅は兎の耳みたいなデザイン、蚕桑駅には今は使われていないけど向かいにホームがあった云々。

 

 ガタンゴトンといい音、いい揺れで、ベビーカーの娘も眠っていました。鉄道のうんちくや地域のことなどが聞けるツアーがあれば参加してみたいと思いました。とても楽しい日でした。

 

 

【おらだの会】他の鉄道会社ではアテンダント列車というのもあるらしい。鉄道ウンチクツアーは地元のひとにとっても面白いかもしれない。(写真は山形鉄道㈱提供)

2023.02.01:orada3:コメント(0):[停車場ノート]

大型バスが止まっていた

  • 大型バスが止まっていた

 寒い日が続いている。ふと外を眺めると、駅前に大型バスが止まっていた。列車から十数人のお客さんが降りて来た。駅舎をバックに写真を撮る人もいれば、駅舎に走って戻る人もいてバスはなかなか出発できないようだ。そして嬉しかったのが、駅前の看板に近づいていって、スマホをかざしている方がいたことだ。

 

 団体のお客さんが少しは戻って来てくれたのだろうか。山形鉄道のガイドさんは同行したのだろうか。誰もいない駅舎にどんな印象を持ったのだろうか・・・。「また来たいね」などと思ってくれるようなものが一つでも残ってくれればいいな、と思う。

2023.01.30:orada3:コメント(0):[停車場風景]