FPのひとりごと

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『BSスカパー』というチャンネルで




ちょっと前 特番で井上陽水のコンサートを放映していた




『氷の世界』という 40年も前のアルバムの曲を中心とするコンサートだ




それは当時 空前のヒットを飛ばし 陽水を世に知らしめた有名なアルバムだ




コンサートの“音”は 細部に至るまで忠実に再現されていたが




陽水の所作や『イエー!』のかけ方がおじんくさくて 苦笑してしまった




リズム感には寸分の狂いもないのに・・




四十年前




家賃5,500円也の極狭(四畳)の部屋で




文字通りテープが擦り切れるくらい このアルバムを聴きこんでいた 




我が人生で これだけ“入り込んだ”音楽の世界はほかにない




このアルバム 曲と曲のつなぎが絶妙で




アルバム全体で一つの曲を構成しているような印象を受けるが




それはやっぱり“ねらった”ものだったことが 別の特番でわかった




一度聴き始めると 途中でやめられなくなり最後まで聴いてしまう




最後の曲『おやすみ』の




♪グッナイ さよなら グッナイ 眠りに誘わぁれ ・・ ♪




最後の最後の一音まで聴きたくなる最高のエンディングだ




アルバムの中に『帰れない二人』と『FUN』という曲がある




いま聴いても 瞬間的に涙が出てくる




別に悲しいわけではないのに 理由はよくわからない




この二曲は よく情景が見える曲だ




その頭の中の映像が 大好きな映画のシーンのようになっている




その世界を用意してくれる陽水の感性に感激してるんだろうか・・




CDを買ってしまった 四十年の時を経て




アラ還オヤジの胸にどう響くのか  楽しみだ
2014.11.22:tnw:count(1,941):[メモ/選択の妙]
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