FPのひとりごと

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初恋は高校時代だった



思いが募っていたのは中学からだから



どこが初恋のスタートなのかは定かでない(どうでもいいけど)



ブラバンでフルート(ピッコロ?)を吹く姿に心を奪われた



ブラバンが式典とかでステージで演奏していると 



最前列にいた彼女だけをじっと見つめていた



どんどん好きになり それはもう憧れの対象でもあった



受験勉強中にノートに名前を書き連ねた



横にずらずらと書き連ね 何十行も書き連ねた



無意味? そりゃあ無意味なんだけど



突き上げてくる感情のはけ口がなかったからしょうがない



思いが募って 募って 募って ラブレターを書いた



実際に会って 思いを伝えた







思いが実ることはなかった



そんなもんだ



ここがオイラの青春の原点だ(=それをトラウマともいう)



彼女の思いやりもあって 嫌な思い出にはなっていない



いやむしろかけがえのない青春の一ページだ



でも 結果的に 永遠に女子高生と付き合う機会を失ってしまった



卒業式の日に 違う女子に告白し 春休みの間だけ付き合った



それって 女子高生と付き合ったって言えるんだろうか?



微妙だがNOだろう



わが青春は生煮えのまま過ぎていくのだった
「ハイポジ」ってーのは どうも「ハイポジション」のことらしい



今は懐かしいカセットテープの性能だか効能のことみたい



カセットテープはそれこそすりきれるほど使ったがハイポジは記憶にない



まあそんなことはどうでもいい



どうして年金世代のオイラがこのドラマにどハマってしまったか



それが問題なのだ



ストーリーは リストラされ離婚間近で



高校生の娘にも見放された46歳の男が



風俗の浴室で転倒して頭を打ち 魂だけ16歳の過去の自分に戻るという



男性コミック誌にはわりとよくある(?)ような設定だ



(っつーか原作は まんま男性コミック誌だった)



(もう10年以上コミック誌を読んでないから 偉そうなことは言えないか)



冴えない中年男は30年前(16歳)の高校生活も冴えているわけはなく



憧れのヒロインを前に声をかけることさえできずにいたが



ウォークマンを両耳イヤホンで聴く彼女に



『なに聴いてるの?』



と 思い切って声をかけたことから始まり 




彼の二度目の青春が劇的にはじけていくという展開



ベタといやーベタなんだけど これ男の永遠の夢だよなあ



だいたいイケてる高校生活なんて どんだけが送ったんだろう



まあ1割もいまい



9割組のオイラにも忸怩たる思いしか残っていない




                      続いちゅうし…
ハイポジ   つってもほとんどの方は???であろう



これ TVドラマのタイトルなんだけど



やってるところが「テレビ東京4K」じゃあ超マイナーだしね



ま 普通は私も完璧スルーなんだけど



なぜか タイムトラベルものに弱くて なにげに録画してしまった



でもってハマってしまった っつーかドハマリ



初回〜最終回まで制覇したのは いうまでもないが



後半の方など 一話を3〜4回はみてる



特にヒロインが抱きしめられて涙を流すシーンなど



もう10回以上は再生している そしてそのたびに泣いている



ええオッサンがである



自分で自分が信じられない



だいたいドラマなど全くみない 30年以上みた記憶がない



「金妻」かなんかをちらっとみて以来だと思う



ドラマっていっても 全然ドラマチックじゃないからだ



我が人生 現実世界の方が よっぽどドラマチックだったからだ



(あまりにドラマチックすぎるのもどうかとは思いますが…)



そんなアタシがドハマリした「ハイポジ」って…




                     To Be Continued
いま 私の手元には
マドンナに関する“思い出の品”はなにも残っていない
なぜなのか

それは・・・

あるとき マドンナとの店外デートに成功した
市内の繁華街で 待合せて“お茶”した
さて次は 映画でもと思っていたら
K子さん 『次 行かなくちゃ』 と
『えっ・・・』
結局 本チャンの待合せの“時間調整“だった

私 ちょっと待ってよ せめて写真だけでもと
路上で スナップを数枚撮らせてもらった
そのときのK子さんの“お姿”がすごかった
まばゆいばかりの白のワンピースをお召しだったが
小顔で細身で長い足なのにウェストがないに等しいくらい細い
その現役モデルのような“お体”に純白のワンピース
いつでもきれいなのだが その日は輝きがちがった
歩行者が立ち止まって ちょっとした人だかりまでできてしまった

『ごめんね また今度・・』 K子さんが去っていった

寒風が吹き荒んだが 写真が残ったことで立ち直った
さっそく現像し 一番のできのいいのをパネルにした
それは いつしか私の宝物になったのであったが・・

パネルを見た親友が俺もほしいと言い出した
これはやれんからと ネガを奴に渡した
ところが奴はそれを 新潟交通のバスに置き忘れた
奴のせいで ネガが消失してしまったのであった

その後 パネルは私が引っ越すたびに移動はしたが
必ず1日1度は見える場所で K子さんは私に微笑んでくれた
ところが
結婚がきまったとき
悩みに悩んだが
やっぱりまずかろうと 処分した
なにも後ろめたいことはないんだからいいじゃない とは思うが
でも  やっぱり ねーー

ということで なにもなくなってしまったのであった

でも 逆に 心の印画紙に強烈に焼き付けられたK子さんがいて
その画像は 永遠に完璧なマドンナであるK子さんのまま
これでいいのかもしれない・・・

なんだか いろんな情感を残しつつ
字余りのようで 字足らずのようで
終わってしまうのが 心残りではあるが

このシリーズも 封印しよう
運命的で悲劇的な別れによって
“美の女神”として私の中で神格化されたK子さん
“巨人の星”じゃないけれど私の心のギャラクシーで
美しく輝く星として いつまでも燦然と輝きつづけている・・


ではあるのだが・・


実は むちゃくちゃ“人間的な”K子さんにも遭遇している

最後の宴が終わり やっと内内定をもらった頃だった
その頃 私の最大の目標は単位取得⇒卒業
そのことで頭がいっぱいだったバイトの昼休み
バイト先の近くを何気に歩いていたら

『おな〜べちゃん!』 と 聞き覚えのある声

えっ でも まさか ・・・と振返ったら
なんとなんと マドンナ K子さんではないか
いやー びっくらこいたこいた
白昼 こんな場所でこんなシチュエーションで遭遇するなんて

ちょっと地味目ないでたちで 大きなマスクを着用している
風邪でもひいたんだろうか “式”はまだ先だから大丈夫?!
などと 勝手に思いを巡らせていると

『お茶飲もう!』 と言われた

断る理由など まったくない 即OKして近くの喫茶店へ

私 『風邪?』 って聞いたら

K子さん 『歯の治療なのよ』 

     『結婚前に悪いところは全部治しておきたいから』

     『マスクを取ったら百年の恋もさめるわよ』

と言って いたずらっぽく笑った
どうも歯の治療で前歯が一時的に欠損してるようであった

K子さん たのんだエスプレッソを飲むときマスクを取るしかないが

  『おなべ! むこう向いてて』 微笑みながら かわいく命令された

私だって マドンナの“尋常でない”姿は見たくない

お互いの近況を話したのではあるが 彼女がカップを持つたび後ろを向いた
傍から見られていたら かなり不思議な光景であったろう
彼女は間近に迫る“華燭の典”に向けて“メンテナンス”中だった
私の就活のことも気に留めてくれていて 内内定を喜んでくれた
職場の凛とした姿も素敵だが 日常の“素”の彼女もまた素敵だった

『こんなとこ見せられるの家族と“おなべ”ぐらいよ』 と言われて

この時点ではすっかり心の整理がついていたので 素直に嬉しかった


でも これがほんとの彼女との別離となったのであった
二次会で盛り上がり
我々(俺と親友)はK子さんに提案した
3年後の○月○日に△△で逢いましょうと
K子さんとの絆がプッツリ切れるのが怖かったのだ

K子さんは快諾してくれた
いやー心底うれしかったねー
切れると思っていた絆がなんとか繋がったんだもの

楽しかった“最後の宴”も終了し
我々はK子さんを見送った
カジュアルな装いなのに優雅な後姿だった・・


さて3年後
俺も親友も留年して5回生になっていた
ちょうど就活の頃であったが スケジュールはしっかり開けておいた
親友も3年間この日を待っていたようで興奮気味だった
親友は前の日から我がアパートに逗留し準備万端だった


いよいよ当日の約束の時刻 約束の場所
胸が異常に高鳴り いやがうえにも高まる期待
ああ〜 K子さんに逢えるんだ−!!

ところが

待てど暮らせど K子さんは現れない
30分経過しても やっぱり現れない
あせってくるとともに一縷の不安が心をよぎる
まさか まさか 忘れてる なんてことは・・・

実家に電話して 実家からK子さんに連絡してもらった
やっとのことでK子さんと電話で連絡がついた
懐かしい声ではあったが・・ なんとなんと忘れていたのであった

『ガ−ン』大ハンマーで後頭部を殴られたような気分だった

K子さんは 一生懸命謝って『明日会おう』と言ってくれた
でも 翌日は第一希望の会社の面接日であった
さすがに面接をキャンセルすることは許されない状況だった
やむなくK子さんの申し出をお断りした

いろんな意味でショックだった
逢えるチャンスなのに面接日と重なったこと
K子さんが約束をわすれていたこと
そして たぶんもう一生K子さんと逢えないであろうこと・・

失意のまま 我が青春の純愛は昇華した
永遠の思い出 永遠のマドンナになって
でも ショックはショックであったが
逆に考えれば 約束を忘れるほど幸せな充実した日々を送っていたと
考えられるし そう考えたい いや絶対そうなんだ と
自分に言い聞かせ 宝石箱に思い出とともに封印した

それ以来 宝石箱は封印を解いていない これからも永遠に