FPのひとりごと
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四十年前の澄んでた冬空・・
四十年前 僕は受験生でした
三畳の自分の部屋で それなりに受験勉強をしてたんです
確かに真剣にやってはいたんですが
こんなもんでいいんだろうか・・?
という本質的な疑念は常にありました
当時 学校は良くも悪くも丸っきりの放任
勝手に志望して 勝手に入れ(または落ちろ)の体制
願書を出す寸前に 担任に志望校を言ったら
露骨に驚かれた挙句に 「あっそう」と言われそれっきり
まあ いい時代だったんでしょう(←ほんとかよっ!)
私の個人的な問題点は集中力でした
あるんですが すぐ切れるんです いいとこ30分でした
集中力が切れると TVの深夜番組か雑誌なんかで一休みです
『イレブンPM』『週プレ』『明星』あたりが定番でした
夜中に家族が寝静まると 部屋の窓から脱走して散歩に出かけました
散歩がてらに ふらっと酒屋に寄り
自販機で 『ラガー』と『チェリー』を買い求めました
帰途は 『プシュッ』『プハーッ』『スパーッ』
えっ ○○○だろうって 時効時効・・・
帰り道に市民病院がありました
真夜中なのに 必ずいくつかの病室の明かりがついていました
真夜中の人っ子一人いない通り 澄んだ冬空 はすっぱな自分・・
そこ(病室)で繰り広げられているであろう人生に思いをはせると
何とも言えない気持ちになったのでした
なにかズーンと重たいものが 我が胸を締め付けるのでした
『生きてくってことは それだけでヘビーなんだねー』
などと呟いては トボトボと部屋に帰るボク・・
いやーーー ヘビーです人生 想像以上に
2013.12.20:
tnw
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