FPのひとりごと

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事故直後 私の身体は ほぼ9割が不全だった
首から上と腕・指がわずかに動く程度だった
下半身は感覚もなく 全く微動だにしなかったが
時々 ピクッ ピクッと膝が持ち上がったりしていた
おっ これは もしかして・・ などと淡い期待を抱いたが
我が意思とは無関係の 単なる痙攣の一種だった

入院2週間経過後くらいからリハビリが始まった
一日約1時間ほど 身体のいろんなところを動かしてもらうのだ
足は理学療法士の方が汗だくであちこち動かしてくれているのだが
動かしてもらっている方は まったく何も感じない エア・リハビリだ
なんだかんだで約9ヶ月もの間 リハビリをしてもらったのだが
入院直後と退院時では 身体の可動域の改善はほとんど見られなかった


入院期間9ヶ月の間 自分の身体を鏡に映すことはなかった
その直前まで毎日 鏡に向かって自己陶酔していたナルシストがだ
洗面所で首から上は毎日眺めていたが そっから下は見なかった
意識的に見なかったというのではなく そんな気にならなかった
自分の身体に起こっている変化を受け止める素地ができていなかった
まだ“諦める”心構えもなく 勇気も湧き上がってこなかったんだろう

入院して 3ヶ月目くらいに体重測定があった
特殊な測定器に車椅子ごと乗って 後で車椅子の重さを引いた
49kgだった・・
ダイエット中の女子なら小躍りするぐらいの体重なんだろうが
私のベスト体重からは16kgも落ちていた 激減だ
食事は栄養士が管理していて ほぼ完食していたので
落ちた分の体重は ほぼ筋肉の分だったんじゃないだろうか
せっかくつけた筋肉が9ヶ月でほぼ削げ落ちてしまったことになる

私は 高校までは『ガリガリ君』だった
34年後に またそこに戻ってしまったのだった
2011.11.16:tnw:count(1,232):[メモ/その他]
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