FPのひとりごと

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NZで発生した大地震
ニュースなどを見るにつけ惨状に胸がいたむ
それにしても日本人の被害者が多いのには驚く
NZは英語を学ぶのには環境が優れているのであろう

しかしである
青春の真っ盛りに海外に語学留学って
人生のハイライトの中の一つであることは間違いあるまい
事情が許せば五十路の私だってやってみたいことだ
そんなある意味夢のような瞬間から奈落の底への転落
苦痛が一瞬だったのかどうかはわからないが
(今となっては 一瞬であったことを望むしかない)
目の前で繰り広げられる人生の暗転の瞬間
理不尽で非条理で無慈悲なその瞬間をどう受け止めたのであろうか

私も奈落の瞬間を経験した  が
その瞬間 我が身になにが起きているのか理解することはできなかった
凡人の私は 散々 もがきにもがいて やっと理解するに至って諦めた
諦めたのは何かと問われれば 人生とか生とか言うしかない
でも 私には 諦めるまでの時間があった いやになるほど
時間があることが良いことなのかどうかは私にはわからない
苦痛の時間は短い方が勿論いいが 事実を理解する時間も必要だ
事実を理解しないで旅立てば その魂はどこへいくのだろうか
苦痛の中で事実を理解して旅立ったとしても魂は浮かばれるのだろうか


私は生きている
悪夢から覚めて この世に生還してしまった
そのことの意味を一生考え続けなければならない

生存者の方が『生きていて申し訳ない』という気持ち
私には その気持ちが痛いほどわかる

人の世に常なることはないと教える『諸行無常』
それはそのとおりなのであろうが
凡人の私には いつまでたっても理解することはできない
2011.03.11:tnw:count(1,580):[メモ/その他]
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