ＦＰのひとりごと

“ぶらさがり”乗り
我ながら　なかなか言い得て妙だ
あれは自転車に乗ってんじゃなくて“ぶらさがって”る状態
小学校の低学年だったと思うので身長は１２０cm前後
サドルにお尻が乗っかることは物理的にありえない
じゃあどうやって乗るのかといえば・・・・
いわゆる“立ちこぎ”をするわけです　ちっこいのが
いま思えば　あんな重たい大人の自転車で軽業の如きことが
どうしてできたんであろうか　不思議でしょうがない

乗り方を覚えるまでは　まさに苦難の連続だ
スリキズ　青アザ　打撲　そんなものは当たり前
自転車ごと田んぼに落ちる回数が上達の秘訣だった
そうやって苦闘を重ね　乗れるようになったときの感動は
一生忘れられないし　今でも“その状況”がありありと思い出せる
うれしくて　うれしくて　家の前の小道を夕暮れの中何回も往復した

こうやって苦労して手に入れたテクニック　使わぬ手はない
ということで　どこへでも“ぶらさがり”で移動をするわけだが
無謀にも国道を“軍団”で突っ走って　隣町(約２０km)まで遊びに行った
夢だったのかなー　いやいや一休みしてアイス食ったよなー
今考えれば　とんでもないことをしでかしたガキどもだったが
それを許してくれる　大らかでいい意味ほったらかしの時代であった

2010.03.31：tnw：count(1,784)：[メモ/選択の妙]
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