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『7人展Ⅶ』④  長井線の春満開

  • 『7人展Ⅶ』④  長井線の春満開

 今回は遠藤博さんの作品です。遠藤さんはA1サイズの額に、A4版の写真3枚とA3版の写真1枚を貼り付け、組み写真風にまとめています。下段が蚕桑駅から四季の郷駅間の桜(ピンク)の風景。上段は鮎貝駅の水仙と西大塚駅の菜の花で黄色が映える風景になっています。西大塚駅の車両は100周年記念の4両連結車両です。

 

  1枚の額に収められていることから、トータルとしての「長井線の春満開」がイメージされてくるように思います。今年の「サイズもテーマもお任せ」が生んだ新しい作品の形のような気がします。 

 

 

【おらだの会】作品に映り込みが発生するのを最小限に抑えるために、撮影の角度を調整しています。そのため作品が見づらくなっていることをお許し下さい。

2023.08.19:orada3:コメント(0):[停車場風景]

『7人展Ⅶ』③  百年目に語らう

  • 『7人展Ⅶ』③  百年目に語らう

 今回特別に参加をお願いした仲井裕一さんの作品です。右の作品は、私たちが駅茶で写真展の打合せをしていた時のもので、タイトルが「百年目に語らう」。「白寿を迎えた駅舎の中で語らう人々がいる。この駅ではこれまでもこんな語らいの風景があったのだろうか、そしてこれからも・・・」といった作者の思いが伝わるようである。

 

 左はおりはた駅の待合室を映した「雨音が聞こえる」。おりはた駅の待合室には公徳傘が準備されていたことを思い出した。長椅子に置かれた赤い傘は、その中の1本であろうか、それとも・・・。1本の傘から物語が生まれそうである。さらにこの傘は、この空間を共にした人物がいたことを想起させ、待合室という空間の特質そのものを語っているようでもある。

 

 今回の仲井さんの作品は、ホームや待合室を題材にしているが、地元の作家があまり取り上げて来なかった題材であったように思う。旅人の研ぎ澄まされた感性が、駅やホームに内在する魅力に共鳴するのであろうか。仲井さんの作品はその他に「旅への誘い」「夕刻の出会い」がある。タイトルも含めて詩情を感じさせる作品である。ぜひ会場でご覧いただきたい。

2023.08.17:orada3:コメント(0):[停車場風景]

『7人展Ⅶ』②  紅(くれない)の山

  • 『7人展Ⅶ』②  紅(くれない)の山

 作品紹介の2番目は、歌丸の人さんの「紅(くれない)の山」。白川橋梁を走るフラワー号。そしてその奥には、紅に染まる雄大な飯豊の山々が見えている。普段の暮らしではフラワー号の見慣れた景色しか見えないが、そこは盆地空間の一部でしかないことに気づかされる。

 

 大道寺吉次の句に「起き出でて葉山の峰を眺むれば恥じらふ色に雪を染めたり」がある。葉山よりも遠くにある飯豊連峰は、より荘厳な姿である。四方にそびえる連山は、私たちを見守っているのか、はたまた閉じ込めようとしているのか。

 

 歌丸の人さんのA1サイズの大作は、ふるさとの山の存在を改めて知らしめるものである。東西南北それぞれの山容の作品を見てみたいものだと思う。

 

 

大道寺吉次の句はこちらから

 → 起き出でて:おらだの会 (samidare.jp)

2023.08.15:orada3:コメント(0):[停車場風景]

『7人展Ⅶ』①  これぞ長井!!

  • 『7人展Ⅶ』①  これぞ長井!!

 「7人展Ⅶ ~ わたしの長井線 そして・・・」の作品を順次紹介していきます。トップバッターは松永政和さんの作品。右の作品には「これぞ長井!! 車窓から」、左の作品には「楽しい呑み喰い列車」という題名がついています。

 

 いづれも6月25日に行われた『成田縁結び列車』の時に撮影されたものです。貸切列車の主催者としては、山形鉄道の応援のために列車に乗ろう。そして列車旅の楽しさを味わってもらいたい。さらに車窓から見える景色こそ、最高に素晴らしい故郷の宝物であることを感じて欲しいと思っていたのです。

 

 松永さんの作品は、私たちのこんな思いを完璧に伝えてくれています。松永さんには、「私たちの思いを作品にしてくれてありがとうございました。」と伝えたいと思う。

2023.08.13:orada3:コメント(0):[停車場風景]

草に埋もれそう

  • 草に埋もれそう

 8月6日、広場や花壇の草刈り作業を行いました。6月25日に大規模な草刈り作業をやったのですが、今は大人の腰のあたりまで伸びていて、草に飲み込まれそうな状況です。手を掛けなければ、2か月でこの状態になります。

 

 草刈り隊を7人に増強しながら、1時間の格闘の末、ようやくお盆仕様の環境になりました。夕方からは慰労を兼ねて缶ビール大会。会員だけの慰労会。暑かったけれども楽しい時間でした。これがあるから頑張れる!?。

2023.08.07:orada3:コメント(0):[停車場風景]