雪が降って 久しぶりの冬が来た
何故か懐かしい冬の色
久しぶりの雪景色に
いつものように汽車が来た
写真は今年の2月1日に倒れた杉の根元である。根回りは2メートル近くあり、防雪林の中でも太く、頑丈そうに見えた巨木の一つであった。しかしながら根元は、ご覧のように空洞になっていたことがわかる。
この2年ぐらいの間に、倒木による運行遅延事故が3回程発生している。これまでは枝の一部や割合と細い幹が折れていたので、単に強風の性だろうと思っていたが、今回の状況を見ると防雪林全体が脆弱になっているのでないか、と思えてくる。冬の葉山下ろしから線路を守るために植えられた木々が、100年の歳月を経て力尽きようとしているのかもしれない。
「長井線の今昔」を著した故小口昭氏が、最後の貢で「長井線に在る防雪林は文化財的な価値があり残しておきたい」と記している。樹間から差し込む夕陽の素晴らしさを思い、小口さんのメッセージに共感しながらも、倒木が示す目の前に迫った現実の厳しさに圧倒されるようだ。
12月2日、新たなラッピング列車が登場しました。登場したのは、山形鉄道の制服を着た「ラーメン大好き小泉さん」。アニメの中でも、未だにフルネームが明らかになっていないという。とにかくラーメンに関する知識とこだわりが強くて、ご当地ラーメンが食べたくなると突発的に現地まで出かける行動力にあふれているという。
今回のラッピングは、ラーメンによる地域活性化に取り組んでいる南陽市の尽力で実現したとのことです。車体に堂々と「南陽市役所ラーメン課」とあるのも良いですね。「鉄道娘」が消えてしまったことは、ちょっぴり寂しい気もしますが、沿線市町が山形鉄道を応援しようとする姿を見られるのは嬉しいことです。
当駅の近くには「たまげたラーメン」と「まるきゅうラーメン」があります。全国の小泉さん、山形鉄道に乗ってご当地ラーメンを食べたくなったら、どうぞおいでください。