正保二年(1645)~寛永四年(1708)
戸部忠直の子。はじめ権三郎のち清左衛門を称す。剃髪して一閑斎と号す。十代の頃から諸国を巡って見聞を広め、奥羽地方の永禄年間から慶長年間までの軍記物語である「奥羽永慶軍記」四十巻を著した。また、慶長五年(1600)の長谷堂合戦の様子を描いた「長谷堂合戦図屏風」の作者でもある。