FPのひとりごと

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親分は 人目を はばからず
大粒の涙を 畳に 滴らせ
私に 言いました

『おまえが いなかったら
今回の現場は 失敗していた
もし 失敗していたら 俺は
新潟港に 沈んでいた
俺は いつも 隣の部屋で
おまえらを 監視していた
おまえは 酒を くらって
大いびき だったが
他のやつらは こっそり逃げる算段を
していた 知らんだろ?
(知らんわ)
おまえが 酔っ払って
こいつらに 『こんなに いいバイトは
ないぞ!』と 言って たこ部屋の からくりを
おもしろおかしく 話してくれたからこそ
こいつらも 残り おかげで 契約も履行でき
俺の命も つながった・・・
(しばし絶句・・・)
ありがとう・・・
(涙声)

だがよ
きのうは もう少しで 切れるところだった
切れたら おまえが 新潟港だった』
と言って
ニヤッと 笑いました
ゾ〜〜〜

でも 二つのことで 驚きました
一つは “新潟港”が 当たっていたこと
そして もう一つは
仲間に なにか 言った!? などと
いうことを 全然 覚えていない
ことでした

情けない

         (つづく)



2007.04.11:tnw:count(1,911):[メモ/バイトの帝王]
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