FPのひとりごと

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東京マラソン いいねー
東京のど真ん中を走れるなんて
長距離ランナーにとっては
夢のようなことなんです
青梅マラソンもいいんだけど
ロケーションがこの辺とかわらないんで・・

障害者になる前は
5kmのロードレースからフルマラソンまで
幅広くエントリーしては完走してました
フルは通産で8回ほど走ったけど
最初のレースが忘れられません

地元で唯一のフルマラソンにエントリーしたのは
レースの2ヶ月前でした
そこから ほぼ毎日練習しました
平日で10〜15km 土日で40〜50km
レースの前には そこそこ走れるようになって
本番を迎えました
初レースですから高望みせず完走を目指しました
が スタートするとアドレナリンが出てきて
いつのまにか練習のペースより速いペースで走ってました
なので 折り返し点を過ぎてからは
明らかにペースダウンしてしまいました
そこからは完全に“完走モード”に切り替えましたが
時既に遅しで かなりのスローペースになってました
ところが
30kを過ぎたあたりから
我が体に異変が起きました
なんだかよくわからんのだけど
とにかく 体がフワッと軽くなったんです
それまでの膝や太股の痛みも全くなくなりました
なにか“体内麻薬”的なホルモンが分泌されたんでしょう
それまでとは 完全に別のアスリートになっていました
いやー それをいいことに走った走った 抜いた抜いた
おおげさではなく 4・50人は抜きました
気分がよかったねー もう心はヒーローでした
そうか これが あの“ランナーズハイ”か
もう このまま このペースでつっきっちゃおうと思いました
ところが
好事魔多し・・
35k過ぎから 足がパタッと止まってしまいました
足が鉛のようになって動かないんです 全然
『なんじゃ こりゃー!』てな感じでした
ランナーズハイかよ なんて その気になってたら
いわゆる“35kの壁”にぶち当たってしまったんです
この反動は ほんとにひどかった
ゴールまでの7kmの長いこと長いこと
ほぼ歩くのと同じようなペースで足だけは動かしてましたが
さっき抜いた4・50人にすっかり抜き返されてしまいました
なんとか ゴールには辿り着きましたが
こんなにきついレースは後にも先にもこのときだけでした
どんなレースにも その人なりのストーリーがあるものですが
私にとっての初フルマラソンは 人生同様起伏にとんだものでした



2009.03.13:tnw:count(1,297):[メモ/すきだったのに・・・]
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