FPのひとりごと

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     『おかえりやす』

    (『 くどくどくどくど・・・∞ 』)

     『そうどすかあ バブルってそんなにすごかったんやぁ』

     『ほんで?』


これは 月桂冠「月」のテレビCMのセリフだ

高級料亭の女将に扮した藤原紀香の一人芝居のテイ

和服で髪をアップにして (カウンターにいる)客と会話している



藤原紀香・・

この人のジャンルってなんなんだろう?

女優? モデル? タレント? ラウンド・ガール?

一時期 格闘技系のアイドルみたいなテイだったけど

あれは その後どうなってしまったんだろう?

最近 メディアであまり見なくなってしまったが 気のせい?



客にバブルを散々語らせておいての 『ほんで?』

『ツンデレ』ならぬ『デレツン』? チガウカ

これ 男にとってはかなりキツイパターンだ

男はバカだから イイ女の前では見栄を張る

サイズが段々大きくなり ないものがあるようにもなる そんなもんだ

そこを散々泳がせといて 『ほんで?』⇒ 一撃KOパンチ!

でも

理解力と 媚びない凛とした美しさがあってこそのKOパンチだ

そのへんのパップーねーちゃんに言われたって効きゃあしない

紀香嬢 そのへんのところ どうなんだろう

っていうか 紀香さん 『ほんで?』なんて言わないと思うし

やっぱ キャスティングのミスなんだろうなあ・・


最近は ああいうシチュエーションで 吉永小百合さんなんかに

『ほんで?』なんかよりもっとキッツイ言葉で叱ってもらいたい・・

そんなことを思う 永遠のバブリーアラ還FPなのでした

流動化という言葉がこんなに似合う時代もないと思う

政治も経済も思想も宗教も人々の生活スタイルもみんな流動化している

アラブの春なんか 夏を迎える前に冬に逆戻り・・みたいだし

流れ着く先が見えない流動化 アナーキーな臭いがする

結婚の形態も まったくもってご同様

事実婚 同性婚 格差婚(収入・身長・美貌他)なんでもありだ

時代の流れは誰にも止められない

(個人的には フランスで多い事実婚っていいなと思う)



FUJIWARAというお笑いコンビがいる

売れてるランクでは中の下くらいの“ひな壇”芸人だ

原西の方は その変態系のギャグでそこそこ笑えるが

相方の藤本(フジモン)は ピンでは全然笑えない

そのフジモンがユッキーナと結婚した

べつにかまいやしない 奥さんに魅力を感じないし・・

でも そのヘタレぶり チョーむかつく!

TDLが大好きで300回以上も通ったんだって

TDLでガラスの靴をプレゼントしてプロポーズしたんだって

(だいたいにおいて ディズニーキャラクターが大嫌いなんだよ!)

よく泣くらしい 奥さんの前で わんわんと

怒られたり シカトされたり 誤解されたりして

奥さんに酷いことをされても 家でじっと帰りを待ってるんだって

まあ こういうのも流動化の一環でアリなんだろうけど・・

オマエ それでも男か!! しゃきっとせんかい!!



おいおい

前段と後段で言ってることがちがいやしないか って真逆じゃない?

いいの! これが生身の人間ってもの 矛盾に満ちてるの

世界の流動化は誰にも止められないが

頑固親父の頭の中は誰にも流動化できないのだ  まいったか! 

いまどきの大学生さんて

就職したい企業をどういう基準で選ぶんだろうか?

やっぱり こういう時代だし 安定志向は強いんだろうから

大企業系とか 公務員系とかが人気があるんだろうねー

私の2年にわたるジェットコースターの如き就活については

以前に あっちこっちにアップしてあるので割愛するが

まあ 基準もポリシーもへったくれもない

すぐ潰れられても困るので リクルート社の会社案内に載ってるとこ

という自分なりの最低線は設けてましたが 安定志向とは無縁だった

だいたいにおいて めんどくさいのが嵩じて

えいやっ! で開けたページの会社に決めるようなヤツに

基準やらポリシーやら○○志向やらプライドなどあるわけがない


でも えいやっ!の前には一応それなりに悩んだりしたのでした

テキトーに思い描いた業種の中に化粧品業界がありました

なんで? 

なんのことはない オンナの匂いがしたのでした

美女と香水の甘い香りに囲まれている自分を想像したのでした

社員になると あのキレイな美容部員さんと ムフフ・・ みたいな

この時代でも これだけオメデタイやつはそうはいなかったでしょう

(もう一つ 芸能関係のプロダクションも夢想した・・
 
 ここまでくると イッキに病気の領域だ 言われる前に言っておく)

華やかに見える業界ほど過酷で現実的だと知るのは随分と後なので

朽ちかけた廃墟寸前のボロアパートの便所の隣の一室で

畳の上に寝転がりながら バラ色のサラリーマン生活を夢想しているボク

それは 今思えば つかの間の平和であほらしいひと時なのでありました


資生堂 カネボウ 当時も業界のツートップでした

どっちにするか(とってくれるかどうかは勿論別問題)と迷っている時に

突然 コーセーが割って入ってきました

当時は『小林コーセー』って言ってたような気がしますが・・

なんで?

いやー こっちの方がチャライみたいな・・ コーセーさんすみません

まあ こんな不埒な企みが日の目を見るわけもなく

化粧品業界への憧れは 憧れのままで終わったのでした


カネボウさん

白斑問題で激震状態だ

被害者になられた方々 ほんとうにお気の毒だ

美白という女性の永遠の夢に泥を塗られたようなものだろう

2011年には実態を把握しておきながらの放置 言訳はできない

当たり前だが しっかり対応(賠償)してほしい

そして また私の憧れの企業に戻ってほしい 切なる願いだ

『365日24時間死ぬまで働け』

という社内文書があったと週刊文春が報じたようです(by Wikipedia)

これをこのまま読んだら これだけでもう労基法違反でしょう

どういうシチュエーションでのものなのかよくわからないし

単なる精神論としてのスローガンなのかもしれないし

これだけでは判断のしようがないが それにしても過激だ

これ 経営者や起業家に言うんならいいと思うんです

自分で言うのもなんですが 起業ってそういうものですから

でも それを従業員に求めちゃいかんでしょう

これが従業員向けの文書だとしたら ブラックの汚名もやむなしだ


しかし

こういう過激さが というかその発想の原点が理解できるんです 私

昔いた訪問販売系の純粋営業会社の壁には


  『汗を出せ 知恵を出せ それでもだめなら辞表を出せ!』

  『オーダーのない営業に人格はない!』


というスローガンが堂々と貼ってありました

こんなの 事の是非でいったら 非に決まってるんですが

これを自ら是とする根性至上主義があったんです 私にも社会にも

サラリーマンの中にも


 『オレなんか もう3か月も休んでねーよ』

 『有給なんか 一日もとったことがねーよ』


と 自慢げに話す輩(含む私)がいたほどです

でもねー

つくづく思うんですが 時代は変わったんです

『根性』も『滅私奉公』も死語になったんです

そこんとこをちゃんと理解しないとねー

根性至上主義 私は否定しませんが 封印は必要です

だんだん劣化していく時代遅れの立志伝

なんだか 見るに忍びありません・・



 《おまけ》


    思いこんだら試練の道を行くが男のど根性〜

    真っ赤に燃える王者のしるし巨人の星をつかむまで

    血の汗流せ 涙をふくな

    行け行け飛雄馬 どんと行け

                  (『巨人の星』テーマソング)


     だめだよねー これじゃ・・

     でもいまだにシンパシーを禁じえないアラ還のFPなのでした



渡辺美樹さんは1959年生まれだから

私の2年後輩(学年で3コ下)ということになる

あの押し出し(雰囲気)で私の後輩・・ ちょっとショック

まちがいなく 鉄腕アトム 巨人の星 ウルトラマン の世代だ

ならばやはり『根性至上主義者』にちがいない

中でも 私と同じ過激派または原理主義者かもしれない


彼が佐川ボーイで起業資金300万を貯めたのは有名な話だ

そこから『和民』を立ち上げ 次々と店舗を増やしていき

いまや300店舗の一大フランチャイズ からの 一部上場

しかも それだけで終わることはなく 

介護 医療 農業 教育 へと活躍の場を拡げている

(冒頭で同じ経営者を気取ったが 雲泥の差でした すんまそん)

まさに現在進行形の立志伝と言っても過言ではあるまい


私 日曜朝の『がっちりマンデー』が好きなんです

結構有名な社長と加藤-進藤-森永との軽妙なやりとりがイイんです

一時期 渡辺さんも常連で いい感じのトークをしていた記憶があります

でも 自らの教育論を語り始め その関係の公職に就いた頃から

んっ? あれっ? ちょいちょい! みたいな雰囲気



2011年には民主党の支援を受けて都知事選に立候補(→落選)

2013年には自民党の公認で参院選に立候補(→当選)

と 政界にも進出がかないました

(民主党 ⇒ 自民党 ?? ま 大人の事情?があるのでしょう)

いやー 順風満帆 ご同慶の至りというところであるが

なんだか最近は「ブラック企業」などと呼ばれているようで・・



かつて 私は経営者だった

2000年から8期9年の社長歴だ

多少の波風はあったし 戦略的?赤字の期もあったが

おかげさまで そこそこ順調な経営をさせてもらった

って・・

“多少の波風”などと さらっと書いてはみたが

実は“生みの苦しみ”は筆舌に尽くしがたいものであった

最初の数か月は ジャングルの沼地でもがいてるようなもの

もがけどもがけど前には進めず 日の光さえ差し込まなかった

体力の消耗も限界を超えていて 脳の血管が切れる寸前だった

(もしこのとき死んでても 社長故に労災にはならなかった 為念)

私の場合 そこからなんとか抜け出せたのは『運』だった

宝くじ級の強運が炸裂し ジャングルに救援機が現れたのだった

でも その根底にあったのは ザ『根性』!

実際はどうあれ そう信じたかった

根性 → 力勝負 → 一点突破 が唯一無二の成功モデルだった

『なんとかなる』ではなく『なんとかする』のが根性

『なんとかならない』のは根性が足りないから と教え込まれた

トレーニング中 脱水症状で倒れるのは根性が足りないからだった

まあ 非科学的・非論理的で時代錯誤の塊なのであるが

そういう時代に育ったんだからしょうがない

われわれ世代は『根性』が骨身に沁みているのだ

今 なにかと話題のワタミの社長もたぶんそうなんだろうと思う