ＦＰのひとりごと

半世紀ほどいろんな音楽を聴き続けてきて
ぶっ飛んだ　ということが２回だけある
一つは　サザンの『勝手にシンドバッド』
和製ロックが未熟で低レベルだった頃
いきなり短パンとタンクトップで出てきて
独特のグルーブ感と際立った“エロさ”で
ロック界はおろか歌謡界まで席巻してしまった

もう一つはドリカムの『うれしはずかし朝帰り』
テレビかラジオかでたまたま聞いたんだと思うが
軽快でポップなメロディーに乗って　若い女の子が
♪うれし　はずかし　朝帰り♪って
ひょえー　ぶっ飛んでしまいました
表現には綺麗な装飾は被せてあるけど
朝帰り　だろ　それも初めての・・・
こいつやりおるなー　と心底思いました
よく聞いてみると　男と女の違いはあれど
朝帰りの　ドキドキ感　ワクワク感
そして　世間に対する申し訳なさで見る太陽の眩しさ
それが　あますことなくストレートに表現されている
こりゃーすごい才能のシンガーが現れたな　と
直感したものでした

朝帰り・・・切なく甘い思い出もあることはあるけど
泥酔して　どっかでぶっ倒れて始発電車で帰宅する
そんなあほらしいしょうもないことのほうが圧倒的に多い

悲しはずかし朝帰り・・・・・

2009.05.02：tnw：コメント(0)：[メモ/すきだったのに・・・]

Ｇなかなかやるじゃん・・

今年のＧ(ジャイアンツ)は強い
最初の広島戦でもたもたしたが
立て直して首位になってからは
白鳳のごとき横綱相撲！
んーん　なかなかやるではないか

去年苦しんだ中日戦も
３戦とも僅差のの逆転勝ち
チームにも監督にも“変な意識”がなくなった結果でしょう
去年までの原さんは落合さんに意識過剰であった
選手時代の経歴・成績がそうさせたのか？？ではあるが
意識しすぎて　勝手に自滅するゲームが多かった
ところが　激戦のＷＢＣで優勝し自信もつき
監督としての“格”にも確信が持てるようになり
落合中日にも気持ちの上で互角に戦えるようになった
中日がＷＢＣに一人も選手を派遣しなかったこと
これもモチベーションになっているのは間違いない

高橋・内海の不調とか５番打者が固定できないとか
“若干”の不安材料はあるが
それを打ち消す勢いの抑えの充実と若手の成長
越智　山口　東野　福田　坂本・・　いいねー
おっと　ベテラン勢も負けじと奮起！
久々に心を熱くして見ている・・新聞を！！！
おーい！　なんでＴＶ放送がねーんだよ
こういうときに放送せんでどうすんだよ
しょうがないんで　ネットの１球速報で見てるけど・・
さびしいねー
ＷＢＣで　あれだけ盛り上がったんだから
ＴＶ業界もちょっとは空気読めよ
ま　人気にあぐらをかき続けてきたＮＰＢが悪いんだけどね

早くも　楽天マー君の攻略法を考えてる今日この頃です

2009.04.23：tnw：コメント(0)：[メモ/すきだったのに・・・]

カリスマ不在・・・

いま　この国には　カリスマがいない
政治の世界にも　経済の世界にも
ちょっと見当たらない

世界を見渡せば
やっぱり　オバマしかいないんだろうけど
イスラム社会や中南米左派勢力との付き合い方で
若干雲間から日が差してきたような気もするが
まだまだきちっと判断できるような材料じゃない
もうちょっと見てみないとなんとも言えない
まずＢＩＧ３問題を解決しろよ　それからだ

ホリエモン　村上世彰　猿橋望　折口雅博
バーンと登場しては　ズドンと落ちてった
ほんの数年前にもてはやされていた
ＩＴ系の企業家たちは　どこにいっちまったんだろう
かろうじて　いまだに存在感を示せているのは
楽天の三木谷さんとソフトバンクの孫さんぐらいだろうけど
どっちも“既成の権威”になりかかっていて
カリスマとしての魅力と輝きはまったくない

もうカリスマに期待を寄せるような時代じゃないのかもねー

2009.04.21：tnw：コメント(0)：[メモ/すきだったのに・・・]

漢検　やりすぎやろ！

漢検の大久保元理事長＆ファミリー
いやー　うまいことやってたねー
誉められたもんじゃないんだけど
“儲かり”のビジネスモデルは完璧でした

漢字の普及を錦の御旗に財団法人を立上げ
節税のからくりをつくっておいて
検定料を思いのままに価格操作し
出しちゃいけない過剰な利益を
ファミリー企業で思いっきり吸い上げる
見事としか言いようがない

漢字検定やクイズ番組での漢字ブームが
漢検の仕掛けなのかどうかは？？？ですが
このブームが逆にあだになったのは
かなり皮肉な気がする
ブームなど起こらず　こじんまりとやってたら
注目されることも　睨まれることもなかったろうに
背任容疑で地検が捜査するようですが
背任というより　脱税のような気がするが・・
ま
この元理事長さんは
私利私欲の塊みたいなもんだから論外だとしても
新しい優れたビジネスモデルを立ち上げて
世の中に旋風を巻き起こし　華々しくデビューしても
馬脚が現れてコテッとこけちゃう経営者は多い
『駅前留学』で有名になったＮＯＶＡの猿橋さん
経済界・政界にまで人脈を広げていたグッドウィルの折口さん
ご両人ともカリスマと呼ばれ　飛ぶ鳥を落とす勢いだった
それが・・
いま　なにをしてるんだろうねー　お二人は？

資本主義の原点は『欲』だと私は思います
欲のない社会に進歩は無いと思います
でも　それが内に向かい始めると
邪(よこしま)な欲になっていきます
そこをうまくコントロールできるかどうか
それがカリスマと“落ちた偶像”の境目かな
それにしても　これほどカリスマ不在の時代もめずらしい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.04.18：tnw：コメント(0)：[メモ/すきだったのに・・・]

妄想のススメ③

周囲の迷惑も気にせず
甲子園の予選１ヶ月前に
野球部に入部した僕(以下Ｔ)
当然ながら　１年生と一緒に球拾い
全くの無欲ですから
黙々と球拾いをしていました

そんなある日
３年なんだし　一度くらいフリーバッティングを
させてやれ　とコーチが言い出します
Ｔは固辞しますが　まわりも“きりきりまい”が見たくて
『やれ　やれー！』とはやしたてました
しょうがなく打席に立つＴ

１球目　エースがストレートを投げました
Ｔが一閃したバットから放たれた打球は
あっという間に　レフト後方のフェンスを越え
隣接する民家の屋根を直撃しました
飛距離は　控えめに見ても１２０ｍは飛んでいます
グランドは　一瞬のうちに凍りつきました

　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.04.14：tnw：コメント(0)：[メモ/すきだったのに・・・]

好きだったのに－萩原健一④

ショーケンの凄さは
演技を超えて体内に秘めたパワーそのものだと思う
それが〈正〉なのか〈邪〉なのかは問題ではない
圧倒的なパワーが溢れ出して体外に飛び散り
それが　観ている物の全細胞を揺り動かす

彼は元々狂犬病寸前の野良犬なのである
彼は誰にもなつかないし　味方もいない
凶暴なパワーを体内に宿し
かかわるものすべてに牙をむいていく

一時期　大衆車のＴＶコマーシャルで
善良な“課長”を演じていたが
かなりの無理があったし　違和感を感じた
そして　やっぱり“地”が出てＣＭ界から去っていった
彼と対峙するなら　同じパワーでぶつかるか
あのパワーを吸収していくしかない
そんなことができるのは
監督なら　黒澤明　北野武
俳優なら　山崎努　北野武　桃井かおり
ぐらいしか思い浮かばない
孤高の一匹狼なのである
でも　あの才能を埋もらせておくのはもったいない
彼はアルチュール・ランボーのように
社会のルールでは縛っておけない芸術家なのだ

もう一度　あの“イッテル”目を見てみたい

2009.04.11：tnw：コメント(0)：[メモ/すきだったのに・・・]