ＦＰのひとりごと

ある刑事事件で
検察側の提示した証拠が
被疑者の目撃証言しかなかったとしよう
たまたま事件現場に居合わせた目撃者が
加害者の顔を目撃していたというケース
警察が被疑者を逮捕・送検して取調室へ
そこに目撃者を呼び　マジックミラー越しに
被疑者の顔を見て犯人かどうかを判定してもらう

和歌山カレー事件も物的証拠はなく
被告がカレー鍋に近づいていた？とかなんとかという
目撃証言が証拠採用されていたような気がするが・・

目撃した人物が木村拓哉や藤原紀香だったとしよう
まー世の中にはよく似た人はいるので
それでも１００％とは言えないと思うが
でも　間違える確率はかなり低い　と思う
でも　そのときほんの一瞬だけ目撃した初対面の人を
普通の人間は　ずーっと覚えていられるのだろうか
私は営業職が長いので　顔と名前を間違わないように
常日頃から　一生懸命努力している　つもり
でも　まったく誰やら忘れてしまったり
ＡさんとＢさんをとっちがえてしまうなどということは
誠に申し訳ないが　いまだにしょっちゅうある
加齢によりところも大きい(言われる前に言っとく！)

最初；『んんん　似てるような　似てないような・・』

取調官；『よく見て！　あのときの犯人じゃないか！』

次；『そう言われれば　そんな気もしますが・・』

取調官；『あなたの目撃証言にかかっているんです　よく見て！』

次の次；『・・・・・・』

取調官；『彼を見たんでしょ！』

最後；『そんな気がしてきました』

これは私が勝手に作ったシーンではありますが
現実にこれに似たケースが実在することも知っています
こんなケースでこの目撃証言が“鉄板”になり
公判で証拠採用され　被告人が有罪になってしまう

　　　『あると思います』

刑事裁判と言うと　被告人を裁くということがクローズアップされますが
前にも言ったように　被告人が相手にしているのは国家権力なんです
裁判員には　被告人の人権を守り　国家権力の横暴からも被告人を守る
そういう役割も担ってもらわなければならんのです！

『思い込みは敵！！！』

いやー　ほんとに　そこんところよろしくたのんまっせ

2009.06.04：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

裁判員制度に思う②

日本人ほど流されやすい国民は
世界中見渡しても　そうはいないと思う
最近でも　新型インフルエンザで
ずーっとあれほど大騒ぎしていたのに・・
いまは取り上げるマスコミさえなくなってきた
古いとこから言えば
オイルショックのときのトイレットペーパー騒ぎ
バブル期の“総中流意識”での浮かれ方
ノストラダムスの大予言でのうろたえ方
富士山大爆発を信じていたのは　誰よ？
ほんのちょっと前の『ビリー・ザ・ブートキャンプ』
あんなに大ブームだったのに　何処へ？？

疑うことを知らないと言えば　聞こえは多少いいが
なんのことはない　思慮分別に欠けるっちゅうことでしょ
私も１９９９年は１年間生きた心地がしていなかったし
ビリーをまねて　斜めになって太股を上下していた口なので
えらそうなことは　言える資格がない
ちょっとブレるかもしれないが(もうなれっこでしょ！)
ＡＢＯ式の血液型による性格判断を
信じているというより確定した学説の如く扱う国民も
世界中何処を探しても　日本人しかいないと思う
あれは何百もある血液型判別法の一つで
それが性格判断にがつながるなどと言う科学的根拠はまったくない

流されやすいということは騙されやすいにもつながる
“オレオレ詐欺”が桁外れの被害額を計上するのは
日本人が　騙されやすい国民であることの証明だ
流されやすい・騙されやすい　の共通項は『思い込み』
この思い込みほど　刑事裁判にとって恐ろしいことはない

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

2009.06.02：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

シカトしたら？！③

いま　世界中を見渡しても
独裁政権で　政権を世襲をしてる国はない
キューバは　兄→弟で世襲とは言わんでしょう
唯一　世襲にこだわると言うか
世襲しなければ国家の存在意義がなくなってしまう国
それが　我が隣国の“困ったちゃん”！！

“王様”は二代目故にいろいろ大変だったと思う
初代は　実際に革命に関わって“実績”があるが
二代目には血縁以外に頼れるものはなにもない
しかも革命第一世代と言われる初代の仲間たちが生きていて
立場上奉ってはくれるが　誠にけむたい存在でもあるわけで・・
実績がなくとも　カリスマ性は不可欠なので
妙な“作業服”を着てみたり　サングラスをかけて
外見で　カリスマ性を演出しては見るが　あまり効果はない
王様には独裁者に必要不可欠な演説の巧さ・凄みもない
初代が亡くなってからは苦労の連続だったと思う

王様は親衛隊に守られながら毎晩悪夢を見ている　のかな

ルーマニアのチャウシェスク
東独のホーネッカー
あまりに悲惨な独裁者の最期・・・
自分の影が彼らの影にどうしても重なってしまう
つっぱり続けるとフセインみたいになってしまうし
いっそのことカダフィみたいに米国に擦り寄っちゃうか・・
恐怖と不安におびえ　悶々として眠れぬ夜

そりゃー　カラダもこわすわなー

かわいそうなのは　選択肢がほとんどないこと
独裁をやめて　いきなり民主化したら
まずまちがいなく人民裁判で処刑されてしまうし
“強盛大国”たって　援助による外貨がなきゃできやしないし
このまま孤立してたら　国民の半数以上が餓死してしまうし
弱腰を見せたら　革命第一世代に糾弾されるし・・・

つくづく“裸の王様”なんだなーと思う

でも　まちがいなくチキンレースの終わりは近づいている

2009.05.31：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

シカトしたら？！②

“困ったちゃん”はチキンレースをしている
相手は？　相手は・・　アメリカのはずなんだが
もう一方がレースに　なかなかのってこない
一人で仕掛けて　一人で参戦して　一人で熱くなって
どんどんスピードアップして激突する壁は目の前！
バックスバニーの一場面なら笑えるのに・・・

アメリカにしてみたら　この困ったちゃん
めんどくさくてしょうがないんだと思う
自国が火元で今も燃えさかってる経済危機を沈火しなけりゃならないし
外交では中東を中心に難問山積　イラクなどいつ火を噴いてもおかしかない
対話路線の外交姿勢を国内の世論が弱腰と叩き始めている
そんなとき　せっかくぶち上げた核廃絶路線に真っ向から挑んできた“奴”
正直　頼むからおとなしくしておいてよ　というところが本音だと思う
いくら彼の国がＩＣＢＭ級のミサイルに核弾頭を搭載できるようになろうと
誰が　どこから　どうひねくり回して考えても
それを米国本土に発射することなどありゃあしない
やっちゃったら　体制どころか　彼の国が崩壊してしまう
だからアメリカの重～い腰はなかなか上がらない
でも　彼の国は自爆覚悟の危険な火遊びをやめられない
幼児がデパートで駄々をこねて玩具を手にした成功体験を忘れられないように
彼の国もデパートの床でごろごろと駄々をこねるのをやめられないのであろう

これを　まったくシカトしたらどうなるのであろうか
エスカレートって言っても　ミサイル飛ばして核実験やったら
もうあまり脅しのカードは見当たらない
シカトして　なんの経済的援助も得られなかったら・・・
いずれ“王朝”体制自体が内部崩壊していくのではなかろうか

ただ　やけのやんぱちで　隣国に核弾頭でも撃ち込まれたらたまらんし・・

ほんとに　ほんとに　困ったチャンやのー

2009.05.28：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

シカトしたら？！①

北朝鮮が核実験を強行した
世界中から非難されることを知ってて
さすがの中国・ロシアでさえ現下に非難している
彼の国は　そんなことは百も承知でやってる

あの国を見ていると
“追い越したがり症候群”のドライバーを想起する
よくいるじゃないですか　この手の輩
渋滞もせず　スイスイ走行中の道路で
１台だけ目をギラギラさせ　とにかく追い抜きたくてしょうがない
意味もなく　後ろからあおってきて幅寄せしてくるやつ
で　抜いてぶっ飛ばしてると　今度は前に大型ダンプ！
見通しがきかず　追い抜けずにいると　たちまち３台が繋がる
そうすると　いま追い抜いた意味がなくなってしまって
このダンプも追い抜こうとセンターラインをチラチラ跨いで
事故を承知で　かなりの危険を冒して追い抜いていくやつ
自分の存在意義を貫くには　暴走を続けるしかないという
限りなく自爆に向かっていくしかないアホな暴走車

北朝鮮は正に“追い越したがり症候群”　それも末期の
ほんとは何台追い抜いたって自己満足以外の意味がない
それどころか　正面衝突でお陀仏の可能性も大きい
なのにやめられない　一度抜いた刀は引っ込められない

こういう連中は　シカトするのがいちばん
速い自分　強い自分を見てもらいたいだけなんだから
シカトされれば　やってることの意味がなくなる
彼の国に　この理屈が通じるかどうかは？？？だが
大騒ぎすることが　既に術中にはまってるような気がする

ま　でも　いずれにしても“困ったちゃん”にかわりはない

2009.05.26：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]

裁判員制度に思う①

たまにはまじめに・・・

５月２１日などという
かなり中途半端な日に
裁判員制度がスタートしました
ある日突然　あなたも私も裁判所に招集されて
最悪の場合　被告人に死刑の宣告をしなければならない
そんなハードな業務に就くことが法律で義務化されたわけです
どうですか？　耐えられそうですか？　あなたは

私は基本的には　この制度の施行には賛成です
実質は阿呆学部麻雀学科だったと言え
刑法　刑事訴訟法は興味があり多少は勉強しました
戦前　戦中の司法の実態はかなりひどいもので
強大な国家権力の前では　個人の基本的人権など
まったくないに等しいという状況でした
被告人にとっては裁判とは国家権力との戦いです
国家権力は　ときどき暴走します
ブッシュ政権のイラク侵攻がいい例です
その国家権力の思い上がりを正すのは市民の良識です
そういう意味で　市民が国家権力をチェックできる裁判員制度
私は賛成です

ところで私のような身体障害者はリストアップされてるんでしょうか
そこんところは勉強不足で存じ上げておりません
しらないくせに　偉そうなこと言ってんじゃない！
ごもっとも！！！

2009.05.25：tnw：コメント(0)：[メモ/選択の妙]