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伊藤桃さんの「旅物語」

  • 伊藤桃さんの「旅物語」

 明日から5月になるが、まだ花見の余韻が残っているような気がしてならない。そんな時、伊藤桃さんがお花見会のことをユーチューブに上げているよ、との情報を得て覗いてみた。

 

 伊藤さんとの出会いは3年前の12月。イルミネーション設置作業の時である。伊藤さんはその姿を見て感動した、と乾杯の際に話していた。その後2回再訪されたが、花の時期においでになったのは今回が初めてである。ユーチューブを見て、東京出発から帰るまでの物語として編集されていることに驚かされた。全編をとおして「地元の人を応援したい」という伊藤さんの思いを感じた。

 

 桜と駅と、人と人とがつながって物語が綴られていく。伊藤桃さんの長井線全線の「旅物語」を観てみたい、桜銘板を片付けながらそんな思いがした。

 

 

 ユーチューブはこちらから

→ 【築102年】桜、気動車、そして木造駅舎と人の温かさ…週末パスで日帰り山形旅【山形鉄道 羽前成田駅】 (youtube.com)

 

 以前の投稿記事はこちらから

→ ローカル線の魅力を考える1(伊藤桃さん語録から):おらだの会 (samidare.jp)

 

 

2024.04.30:orada3:コメント(0):[イベント情報]

測量させてくださいⅡ

  • 測量させてくださいⅡ

 若い女性が二人、駅舎においでになった。どうみても桜見物に来たとは思えない。梁のあたりを眺める仕草は、鉄道マニアとも違うようだ。話しかけてみると、地元の大学で建築を学んでいるとの事。大学の先生から出された課題の一つに「羽前成田駅のリノベーションを考える」があり、二人はそれに取り組んでいるのだという。

 二人はメジャーを出して、あちらこちらを測量し始めた。その様子を見て、成田駅の模型を作るために、「測量させてください」とおいでになった方を思いだした。どちらも好きなモノに打ち込む姿は輝いて見える。さて大学の先生は、何故この駅を題材の一つとして選んだのであろうか。そして学生たちはどのような空間を表現しようとするのであろうか。将来の羽前成田駅の姿を見られるのが楽しみである。



 駅舎の模型作りの方はこちらから

 

測量させてください:おらだの会 (samidare.jp)

 

2024.04.28:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

鮎貝駅「サークル水仙」のこと

  • 鮎貝駅「サークル水仙」のこと

 先日、所用のついでに鮎貝駅を訪ねた。SNSでも多く取り上げられていた「水仙園」を見たかったのだ。駐車場から歩いてほどなくしてその場所に着いた。水仙はすでに萎えていたが、菜の花が可憐な花を咲かせていた。四季の郷駅へと続く黄色の絨毯を想像しただけで、圧倒されるような思いがした。

 

 そこに看板が建てられてあった。「サークル水仙」の皆さんのメッセージである。そこには20年前から活動を続けてきたこと。そしてこの春をもって解散することが記されていた。この風景を創るまでの地元の人たちの姿が見えて来るようだった。そして、解散を決意した際の辛さも想像できるようだった。

 

 沿線に咲く花々を写真に収める時には、そこに生きる人たちの姿も忘れないで欲しいものだ。おらだの会も今年で発足28年目になる。平均年齢は毎年上がっていくが、縁ある人たちと一緒に花見をし、芋煮会ができることを楽しみに、もう少し頑張ってみようと思う。サークル水仙の皆さん、長い間本当にご苦労様でした。

2024.04.26:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

成田駅桜情報(9)  春を惜しみて

  • 成田駅桜情報(9)  春を惜しみて

 お花見会が終わり、団体客で賑わう列車を見ることもなくなった。春はもう遠く過ぎてしまった季節のようだ。人々は桜を惜しみながらも、心はすでに次のモノに向かっているようだ。

 そんな中、ブログを通しての友人から「成田駅の2本の桜を見に行きたい、まだ咲いているか」とのメールをいただいた。2本の桜とは、関山と鬱金のことである。

 全国各地に桜の名所がある中で、成田駅のあの2本の桜が見たいという人がいる。古びた駅舎と共に、心行くまで春の名残を味わって欲しいと思う。世の中は、ああ世の中は、なぜこんなに急いてと流れてく(花咲く旅路)。


【おらだの会】写真は24日に撮影したものです。

2024.04.24:orada3:コメント(0):[停車場風景]

成田駅桜情報(8) サクラに集う

  • 成田駅桜情報(8) サクラに集う

 4月21日、お花見会を開催。今年は自由にご参加いただけるように、会員の奥さんの手料理などをバイキング方式で味わってもらった。折しも故広田泉さんの3回忌にもあたり、広田さんがつないでくれた縁者の方も大勢おいでいただいた。地元の吉川病院の職員の方も交代で参加してくれた。実に4年振りとなる。

 伊藤桃さんの乾杯で一挙に盛りあがり、花見の宴がスタートした。その後2次会、3次会を経て帰りの列車に乗り込むのを見送る時間となった。「みんなに見送られて、一人で列車に乗っていくのはホントに涙が出てくるんです。」と語ってくれた女性がいた。そして最後に残ったのが写真家の米屋こうじさんだった。米屋さんは列車が来るまでの間、一人で駅の窓ガラスを掃除していてくれた。そんな姿を見たのは初めてのことだった。

 参加してくれた方々にどのような思い出が残ったのだろうか。泉の桜も十月桜の方を見ながら、ニヤッと笑ってウィンクしているかもしれない。皆さんどうもありがとうございました。また会いましょう。

2024.04.22:orada3:コメント(0):[停車場風景]