昨日の地元紙に山形鉄道の運転士になった社員が紹介された。小学生の時から「将来は運転士」の夢を抱いていた彼は、8年越しの入社試験を経て山形鉄道に入社。その後2年間の勤務しながらの猛勉強を経て、運転免許試験に合格したのだそうだ。
還暦をとうに過ぎた我が身を振り返って、彼のように夢を持って生きてきただろうか、と恥じ入るばかりである。「これからも地元に愛される長井線であり続けられるよう、心地よい乗客とのやりとりと運転を心掛けたい」との言葉に、彼が歩んできた職歴の重さを感じた。
ボーっと生きている我ではあるが、せめて列車に手を振ろう。長井線で旅する人にも、その列車を運転する人にも、それぞれの人生があるのだなぁ、と思いながら。