地域の先生になっちゃった ~ その3

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 感想を発表する時間になって男子生徒が元気よく手を上げた。「成田駅が100年たっても残っている理由がわかりました。」と言って、北側の壁を指差して「みんながここでタバコを吸わないようにしたからだと思います。」と。すると先生がすかさず「そうだね、火事を出さないようにみんなが気を付けたから100年たっても残っているんだね。」(この返しの呼吸が実に素晴らしいと思う。)

 

 このシールに注意することは今まで全くなかったし、駅を守るということとつなげて考えることは予想もしないことでした。そして、100年という歴史をつないで来たのは、この駅を利用してきた一人ひとりの心がけだったことに気づかされたのです。お礼のお手紙の中にも「(この駅は)すっごくみんなにあいされつづけたんだなぁと思いました」「ずっとなり田えきをたいせつにあつかっていきたいです」と書いていてくれました。

 

 「一生懸命学ぶ子供の姿に地域を担うたくましさも感じました」と校長先生が学校のブログに書いていましたが、全くそのとおりだと感じます。そして伝えていくことの大切さを考えさせられた1時間でした。子供たちそして先生、駅茶の爺さんのつたないお話にお付き合いくださってありがとうございました。また遊びに来てください。

 

 

【おらだの会】古い写真は成田駅開業30周年(1952年:昭和27年)の記念撮影。致芳小学校のブログはこちらから → 6/30(木)#512 地域を学ぶ、地域の先生に学ぶその3~羽前成田駅へ~:致芳小ブログ (samidare.jp)

2022.07.10:orada3:[駅茶こぼれ話]

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