寒鱈汁、塩味
すっかり春ですね。
買い物へ行っても野菜を中心に春の食材が増えてきました。
魚売り場では、冬の魚、鱈が姿を消しつつありますが、その前に寒鱈汁塩味の作り方を記しておきたいと思います。
【材料】
寒鱈汁セット(鱈のアラ、身、肝、白子)
豆腐
大根(お好みで)
長ネギ
塩
【下準備】
豆腐は大きめのさいの目切り、大根はイチョウ切り、長ネギはななめ切りにしておく。
鱈の身を食べやすい大きさに切り分ける。
肝、白子も食べやすい大きさに切っておく。
アラ、鱈の身にざっと全体にお湯をかけ臭みをとる。
【作り方】
鍋に昆布を入れ湯を沸かし、アラを煮る。
アクをとりながらしばし煮る。
豆腐、大根、鱈の身鍋に入れる。
塩で味を調え、肝、白子を入れる。
(味噌仕立てのときはすりつぶした肝を最初から鍋に入れますが、塩味のときは最後にさらりと)
ねぎを入れ一煮立ちしたら出来上がり。
塩気が足りなかったら塩を追加してみてください。
不滅の法灯
あれから7年。
当時まだお腹にいた二女はこの春小学生になります。
東日本大震災の記憶から、この何気ない毎日のありがたみをひしひしと感じております。
先日、二女の卒園に際し園の理念等の話から、「不滅の法灯」という言葉を先生から頂戴しました。
その理念というのは「母なる大地の回復」というもので、「宇宙・地球・人間、そうしたテーマを持ちながら、子どもたちに接し、ともに生きられるような環境づくり」をすることです。
大きすぎるテーマゆえ、実践するにもどうしたらよいのかなかなか難しいのですが、心の中にこの理念を灯し続けることはできるかな、という話を担任の先生にしたところ、「不滅の法灯」というお話を思い出しましたと返されました。
この「不滅の法灯」というのは比叡山延暦寺が開山された時から1200年もの間、灯され続けているあかりです。
油が切れれば灯りは消えます。
が、灯りが消えないように当番制で続けてきたというのではなく、常にこの灯りのことを気にかける誰かがいて今日まで伝わってきたというのです。
そしてこの「不滅の法灯」は山形にも非常に縁あるもので、山寺・立石寺に分灯されています。
今日、3月11日のことも「不滅の法灯」のように、いつまでも私や誰かの心にあることを願って。。
結活動
「結」
いまをときめく羽生結弦選手が検索結果の大半を占めますが、今回意味するのはかつての生活で農作業や共同作業をお互い助け合いながら行う制度だったり、その仲間のことです。
子どもたちが通う幼稚園では母親による結活動というものがあり、自主的に子どものためになることをやる場が設けられています。
これまで人形劇、影絵、バンブーダンス、読み聞かせ、梅シロップ作り、梅干し作り、もって菊栽培、笹巻き作り、こんにゃく作りなどいろいろな活動に参加しましたが、
子ども3人合わせて5年半通い続けた幼稚園での結活動の集大成に「いちごタルト作り」というのをしました。
きっかけは、これまでは母子で行っていた「(卒業生を)送る会」が子どものみの活動となったことから。
母子で一緒に活動していた時は、その会の中で親子でグループを作りケーキや押し寿司を作ったりしたものですが、今回はそれがないので、せめて子どもたちが喜びそうな華やかなお菓子を差し入れすることで参加したいと思ったからです。
子どもたちは「送る会」で各学年お互いに今までありがとうの気持ちを伝え合うことだろう、母たちからのありがとうの気持ちも伝えたいという思いがあり、それをタルトに託すことにしました。
またタルト作りの時間を共有することで異学年の母親同士の交流を促すのもねらいの一つです。
そして、、、大成功!
お迎え時、先生や子どもたちから「送る会」の様子を聞き、子どもたちが大喜びだったことがわかりました。
また、タルト作りに参加した母たちの実にイキイキとした様子を見られたことにも大満足。
企画の段階から協力してくれた友達にも感謝。
「子どもたちが喜んでてうれしかったね。楽しかったね」の言葉を互いにかけあって、とてもよい結活動の結びとなったのでした。
ご近所大宴会開催
ご近所の小学生家庭4家族で忘年会を企画していたのですが、近所の子がインフルAにかかり延期。
1月は別の家の子が受験ということで見送り。計画しなかったものの、我が長女はインフルに。
2月、我が長男と近所の子の誕生日が同じということもあり、新年会&誕生会&合格祝いの予定だったのですが、長男インフルBで再度延期。
こうなったら、子どもたちにはいつやると言わずに開催しようということで、ギリギリまで様子見て金曜にご近所に声がけ。本日日曜開催となりました。
日曜日なので、早めに始めて早めに終わろうと言っていたのですが、14:30~20:30の6時間に及ぶ大宴会となりました。
その間に持ち寄りで十分過ぎると思われた食材もきれいサッパリなくなりました。
参考までに、我が家で用意したものは
菜の花とはっさくのサラダ(娘作)
ヤムウンセン
ピザ
焼きそば
叉焼
パン(娘成型)
シフォンケーキ、ホイップ付き(近所の子デコレーション)
いちご
ザク切りキャベツ(長男雪の下から調達)
生ハム
ビール、ワイン、日本酒、ジュース、アイス
ご近所からは
ローストビーフ
刺身盛り合わせ
やきとり
肉巻きおにぎり
ミルクレープ
ロールケーキ
いちご
ビール、ジュース
大人8名、子ども10名でペロリと消えました。
もう今年の年末まで会は持ち越しかと半ば諦めていたのですが、3歳~15歳までの子どもたちと、単身赴任や出張で不在がちな父、誰一人欠けることなく全員参加できたのがなにより嬉しく、とても楽しい時間が過ごせました。
子ども同士のトラブルはありましたが、それもご近所皆で成長を見届けられる心強さ。
子どもたちが巣立つ日まで、いや巣立ってもこのご近所付き合いが続いたらいいなぁと思います。
シーズン終わりの寒鱈汁
春の嵐が吹き荒れています。
近畿地方では3月1日、東海地方でも2月28日に春一番も吹いたようです。
暦の上では雨水が過ぎて(雪が降ってもすぐとけることで実感!)啓蟄まであと数日。
2月最終日、末娘の母たち大集合で家ランチをしました。
オードブルは芋煮会の時の残金でまかないつつ、家を提供してくれた友達が寒鱈汁を作ろうと提案。
その後、「魚屋さんに聞いたらぼちぼちシーズン終わりで寒鱈汁セットが手に入るかわからないみたい~」と言う友達の発言で、寒の入り(小寒)と寒の明け(立春)を生れて初めて意識しました。
庄内出身の別の友達も「そういえば寒鱈まつりは1月だ~。寒ってそういうことね!」と改めて気づいた様子。
そうこうしているうちに無事に寒鱈汁セットは無事入荷。
しかもものすごいボリューム。一番の旬の時の倍量入ってるおり、そんな部分でもシーズンおわりを感じたのでした。
そしていざ調理。
殆どのメンバーが、寒鱈汁はイベントで食べるものという位置づけと言い、作り方の手順が頭に入っていません。
そこで酒田出身者と旦那さんが酒田出身者という二人が調理担当となり、指示をもらいつつ作ることになりました。
が、ここでほぼ全員が味噌味を作るつもりでいたのですが、旦那さんが酒田出身者という友達は「家は塩味で作るの」というびっくりな発言が飛び出しました。
が、鱈は十二分すぎるほどあるので、二種類の寒鱈汁を作ろうということになりました。
作り方はまた後日。
お味はというと、なんとまぁそれはそれは優しいスープで病中病後にもうってつけです。
ランチ会当日はめちゃくちゃ元気でしたけれどね。
十数年前、パリ滞在中に体調不良に陥り、その時母が作ってくれたフェンネルのスープを思い出すお味でした。
山形にいるのに心はパリに飛んでおりました。
舌の記憶というやつですね。
当時の体調不良はとてもつらかったのですが、こういう味の思い出はうれしいものです。
来年の寒の時期に子どもたちが病気になったら、この塩味寒鱈汁を作ってあげようと思います。
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