シーズン終わりの寒鱈汁

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春の嵐が吹き荒れています。

近畿地方では3月1日、東海地方でも2月28日に春一番も吹いたようです。

暦の上では雨水が過ぎて(雪が降ってもすぐとけることで実感!)啓蟄まであと数日。

2月最終日、末娘の母たち大集合で家ランチをしました。

オードブルは芋煮会の時の残金でまかないつつ、家を提供してくれた友達が寒鱈汁を作ろうと提案。

その後、「魚屋さんに聞いたらぼちぼちシーズン終わりで寒鱈汁セットが手に入るかわからないみたい~」と言う友達の発言で、寒の入り(小寒)と寒の明け(立春)を生れて初めて意識しました。

庄内出身の別の友達も「そういえば寒鱈まつりは1月だ~。寒ってそういうことね!」と改めて気づいた様子。

そうこうしているうちに無事に寒鱈汁セットは無事入荷。

しかもものすごいボリューム。一番の旬の時の倍量入ってるおり、そんな部分でもシーズンおわりを感じたのでした。

そしていざ調理。

殆どのメンバーが、寒鱈汁はイベントで食べるものという位置づけと言い、作り方の手順が頭に入っていません。

そこで酒田出身者と旦那さんが酒田出身者という二人が調理担当となり、指示をもらいつつ作ることになりました。

が、ここでほぼ全員が味噌味を作るつもりでいたのですが、旦那さんが酒田出身者という友達は「家は塩味で作るの」というびっくりな発言が飛び出しました。

が、鱈は十二分すぎるほどあるので、二種類の寒鱈汁を作ろうということになりました。

作り方はまた後日。

お味はというと、なんとまぁそれはそれは優しいスープで病中病後にもうってつけです。

ランチ会当日はめちゃくちゃ元気でしたけれどね。

十数年前、パリ滞在中に体調不良に陥り、その時母が作ってくれたフェンネルのスープを思い出すお味でした。

山形にいるのに心はパリに飛んでおりました。

舌の記憶というやつですね。

当時の体調不良はとてもつらかったのですが、こういう味の思い出はうれしいものです。

来年の寒の時期に子どもたちが病気になったら、この塩味寒鱈汁を作ってあげようと思います。

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2018.03.01:pokonyan:[特産品]

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