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関東育ちの私は端午の節句のお菓子といえば柏餅で、

こいのぼりの歌に出てくる、粽食べ食べ兄さんが~♪の「粽」はピンと来ない時期がありました。

大人になり自分で買い物をするようになると、東京に進出している関西の和菓子屋さんで目にすることが多くなりました。

義姉が大阪へ嫁いでからは、子どもたちへと毎年粽が送られてくるので、大分身近な食べ物となりました。

そして、現在

粽を食べる際に笹の葉をむきながら、これ笹巻きに使えるね!と我が母。

笹の葉をきれいに洗い、もち米を水に浸し準備しています。

いざ巻いてみようとすると、あれ?あれ?

昨年、山形の我が家に来た時に巻き方をマスターしたはずなのに…こういうのは得意なのに…。

どれどれ、と

私が母へ笹巻き指南です。

不器用な私は、編み物、縫い物、料理、何をするにしても何度も何度も母に教わったものなのに、この私が母に教えてる!

部分的に世代交代をしたような、母を子どものように感じたような、不思議な子どもの日となりました。

が、母の日にはまた母の偉大さを感じたい。

おかあさん、まだまだ元気でいてね!と小さな子どものように思うのでした。
2017.05.06:pokonyan:コメント(0):[笹巻き]

笹巻きの笹

  • 笹巻きの笹
  • 笹巻きの笹

熊笹の新緑も美しく輝く季節となりました。

笹巻き大好き人間にとって輝いて見えているだけかもしれませんが、若葉の美しいこと。

剪定用のはさみを片手に笹採取へ。

笹巻き作り1年生の一昨年は、どういう葉を選んだらよいかもよくわかないまま大きさだけで選んでいました。

2年生の昨年は、上手になった紐結びにご満悦でやはり葉にさほど注視せず。

そして3年生の今年。熊笹を目にしたタイミングがよかったのでしょうか、この葉をとるべし!と熊笹に訴えられている気がしました。

とんがった新芽のすぐ下の葉がいい感じの色と大きさになっていたら採り頃に違いないと思ったのですが、黄緑が勝っているものだと端がくるくるっと巻いてしまいます。

使えなくはないのですが、巻きにくいのでやはりしっかりとした緑のを選んだよさそう。

そして、笹の葉について、土用の頃の笹を使う、しっかりとした新笹がとれるのは土用以降という記事をいくつか見つけました。

笹巻きの笹の葉は、柔らかそうな若葉よりしっかりした緑がよいのが定説のようです。

ともあれ、まだ5月。2ヶ月間たっぷり笹巻き作りを楽しめそうです。

ちなみに、今日は15分くらいで笹を200枚くらい採ってきたのですが、インターネットで見ると100枚1000円とか200枚3000円と出てきます。

雑草のような熊笹が・・・。徳島の葉っぱビジネスを思い浮かべないでもないですが、山形にいると時々訪れる「貨幣経済って何?」という瞬間です(笑)

2016.05.24:pokonyan:コメント(0):[笹巻き]

笹巻き作り(2)

  • 笹巻き作り(2)

笹の葉はまだとれるのですが、冷凍しておいた笹を使って笹巻作りをしました。

【材料】
・もち米
・笹の葉
・いぐさ (産直所では「えがら」と書いてありました)。

【下準備】
・もち米は前の晩に米とぎして水に浸しておきます。
・笹の葉は作る直前に冷凍室から出しましたが支障なく使えます。
・いぐさは水に浸して扱いやすくしておきます。

大きなお鍋に弱火でお湯を沸かしつつ、いざ笹巻き!

ますば笹を円錐の形にします。
笹の葉を中表にするか外表にするかはお好み次第。中表だと食べる時のごはん離れがよく、外表だと見栄えがいいようです。

この時にもち米がこぼれてしまわないように、真ん中らへんを少々折り込んでおきます。
こんな感じ。

次にこの中へもち米を入れたら、2枚目の葉で蓋をします。そう、笹巻きは一つにつき笹の葉を2枚使用します。

余った葉の両端を後ろへ折り込みます。

いざ紐かけ。こんな感じで結んでみました。


いよいよ煮ます。5つずつ束ねた笹巻きをお湯のなかへとっぽーん。
落し蓋をして約60分弱火でぐつぐつ。

ハイ、できあがり。
出来立てアツアツもおいしいのですが、さましたほうが笹の香りがいいように感じます。

ゆで時間はお好みで調節。長めにすると当然のことながら柔らかめにできあがります。これを冷やして食べるのもまたいい感じです。

2014.07.14:pokonyan:コメント(0):[笹巻き]

笹巻き作り(1)

  • 笹巻き作り(1)

娘の通う幼稚園では「子どもたちに食べさせたいおやつを作ろう」という母親たちによる活動があります。

1学期に1度程度の活動で、今回は夏休み直前のタイミングで「笹巻き」を提供することになりました。

郷土のおやつを旬なタイミングで提供できたらいいのですが、幼稚園の活動とのかねあいもありそれが適わないので、今のうちに笹を採って冷凍することに。

笹もですが、笹巻きを結ぶのに必要なイグサも今のうちに買っておかないとです。

ちょっと季節がずれると店頭から姿を消してしまうのだそう。

旧暦の5月(端午の節句)、まさに今が旬のおやつといえます。

さて笹採取。笹藪へは長袖長ズボン手袋の完全装備で入ります。

笹の葉で手を切らないよう注意するのはもちろんなのですが、ウルシ科らしき植物が生えていて服が白っぽくなります。

腕や足が露出してると細かいキズやらかぶれやらで大変なことになりそうです。

無事笹採りを終えて、さらっと水洗い、水を切って袋に密封し冷凍保存。

ここでのポイントは笹が冷凍庫内の空気に触れないこと。

袋に隙間があると変色してしまうそうです。

包み方は、次回。

 

2014.06.18:pokonyan:コメント(0):[笹巻き]
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