山に囲まれて暮らしているとここが海有り県だということを忘れてしまいがちなのですが、庄内に豊かな海を抱える山形県です。
実家の母が夏に山形へやってきたときも、県庁に設置された「海づくり大会」の看板を見てうっかり「なんで?」。
母は海が好きで以前から「海づくり大会」の存在をも知っているというのに、この失言。
ですが、生まれも育ちも山形という我が家のジイチャンを見ると、きっと海など意識せず95年生きてきたのだろうと思えてきます。
山形の4地域で風習、文化などに違いができるのも当然なのよねとも思ったり。
さて、この海づくり大会には天皇皇后両陛下も臨席され、大会会場の酒田から稚魚の放流会場のある鼠ケ関までお召し列車で移動されたとのこと。
庄内浜の海岸線を走る列車。
ただの過客であれば車窓を楽しむに違いないところ、両陛下は沿道で手を振る人々に応え続けたのだそう。それもほとんど座ることなく。
庄内でこのお召し列車を見送った人々は、気持ちよく豊かな海づくりを盛り上げていこうと思えたことでしょう。
私は内陸で、森、山、川を通じての豊かな海づくりを意識したいと、そう思いました。
昨年の天皇皇后両陛下の山形私的訪問でなんともいえない元気をいただいてますしね♪
(写真は、山形新聞 2016年9月12日付)