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冬の虹と雪灯り

  • 冬の虹と雪灯り
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 久しぶりの晴れ間に、虹が現れました。冬の虹は、雪との戦いに明け暮れる日々に、ひと時の休息の時間を与えてくれます。ましてやコロナ禍で塞ぎ込む毎日の中では、希望やときめきをも呼び起こしてくれます。

 

 というわけで、虹のゲートを、粉雪を颯爽と舞い上げて駆けて来るフラワー号の写真を撮ろうと、カメラを持って待ち構えていました。けれども3分後に到着した紅花号の頭上に、その想いだけをかすかに残すようにして、冬の虹は儚く消えてしまいました。

 

 虹が現れた昨日は、長井市内で第18回雪灯り回廊祭りが行われました。SNSに上げられる写真からは、コロナを吹き飛ばせとの市民の思いが伝わってきます。ランタンの灯りは、凍てつく空にかかる虹のように、折れそうな心を支え合いながらみんなの気持ちを繋いでいこうというメッセージのように思えました。

2021.02.07:orada3:コメント(0):[停車場風景]

除雪車の警標

  • 除雪車の警標
  • 除雪車の警標

 線路沿いに写真のような標識を見かけたことはありませんか。これは、除雪車への標識(警標)です。新聞記事に続いて、除雪車に関連した標識の話題(2017年3月掲載)を紹介します。

 雪かき車(ラッセル車)にはウィングとフランジャーという機械があります。ウィングは雪を横に押しのけ、フランジャーは線路の間にある雪をかきだす仕掛けです。普通は、ウィングを広げ、フランジャーを下におろした状態で除雪を行いますが、トンネルや踏切などを通過する場合は危険です。このため、ウィングやフランジャーを使用しない場所にこの標識が立てられています。◇が「ウィング使用禁止標」 □が「フランジャー使用禁止標」です。場所によっては、両方の標識が一緒に立っていることもあります。

 また踏切やホームの前後に、水色のスズランテープが巻き付けられたようなものを見かけます。これも警標と同じもので、毎年冬が近づく頃に、工務担当の山形鉄道社員が設置しています。吹雪で前が全く見えない状況下での運転をイメージしながら、設置をしていたんだろうと思います。いよいよ冬本番、どうぞお気を付けてお仕事をしてください。

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鉄道標識はこちらをどうぞ ⇒ http://samidare.jp/orada/note?p=list&c=411411

2021.01.14:orada3:コメント(0):[停車場風景]

サンタは列車にのって

  • サンタは列車にのって
  • サンタは列車にのって

12月24日はクリスマスイブ。それぞれの家庭で楽しいイブの夜を過ごしたことでしょう。25年前の12月24日、成田駅は子ども達の笑顔で溢れかえっていました。地元の子供会が駅舎でクリスマスイベントをやったのです。

子供たちが荒砥から長井線に乗って成田駅に到着し、キャンドルを灯しながら讃美歌を歌う。そしてサンタクロースが下り列車で成田駅に登場し、子供達にお菓子のプレゼントをするというもの。

この頃は、子供も3、40人もいましたが、地元に残っているのは5人もいません。ビデオの中の子ども達は、今は社会人となり、家庭を持っている人もいるでしょう。25年の歳月に大人たちの髪の毛も薄くなってしまったけれど、いつまでも心に残る停車場の想い出です。

2020.12.25:orada3:コメント(0):[停車場風景]

桜咲きました

  • 桜咲きました

今日は長井線応援キャンペーンの話題は一休みして、桜の写真をお届けします。羽前成田駅の北側にある2本の十月桜に、チラホラと白い花びらが付きました。今年の花弁は、例年に比べて大きいように見えます。

 

昨年は雪が少なかったために、11月から4月までの半年間咲き続けました。今年は、少し休めばよいのにと思いますが、やっぱり律義に咲いています。ホームをちょっとだけ北に進んで、十月桜に声をかけてやって下さい。「ご苦労さん、ありがとね。」

2020.11.02:orada3:コメント(0):[停車場風景]

向日葵の中で

  • 向日葵の中で

羽前成田駅の向日葵が咲きそろいました。向日葵というと、ソフィアローレンが主役の映画「ひまわり」のポスターを想い出します。今年の夏は帰省客も少なく、成人式の後の同級会も少ないだろうと思います。せめて、向日葵の中に立つ鮎貝りんごちゃんの姿を見ながら、故郷の夏の日の想い出にひたってみてください。

2020.08.11:orada3:コメント(0):[停車場風景]