置賜農業高校生の活動が、地元紙で紹介された。おらだの会のメンバーも、高校生に負けないように花いっぱい運動に頑張ろうと思った。そんな時、成田駅に長く嘱託として勤められた玉置さんの事を思い出した。
玉置さんは、成田駅周辺を四季折々の花で飾ってくれたものだ。今でもあやめの花が、その頃と同じ鮮やかな藍色で凛として咲いている。星野富弘さんの詩画集を思い出した。
そこにむかし 家があったという
どんな人が住んでいたのか
知る人もいなくなってしまったが
毎年5月になると
繁った草の中に
あやめが咲く
羽前成田駅前は、桜に続いて椿が満開です。北側の広場は、平成7年に当時の地元の先輩方が遊具などを整備してくれたものです。広場の中央に立っていたモミジにちなんで「モミジ広場」と名付けられ、子供たちにとって絶好の遊び場となっていました。
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けれどもモミジの樹は枯れてしまい、寂しい想いを抱いていましたが、高橋鯉屋さんが椿の樹を移植してくれたのです。桜も椿も、駅前の樹木は高橋鯉屋さんに育てられたものばかり。シンボル樹は変わっても、地域を想う気持ちは変わらないような気がします。
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移植作業の様子はこちら
昨日、一昨日と風雨に見舞われ、満開になっていた染井吉野はかなり散ってしまった。「雨上がりの桜はピンクが濃く見えて美しくなる。」と写真家に教えてもらったが、多くの花弁は心残りを感じながら散って行ったように見える。
そんな時、友人から写真が送られて来た。ちょうど10日前にドローン撮影した写真である。ライトアップされた桜を下から見上げるのも良いが、空から見下ろした景色も新鮮だ。桜と列車のライトと駅舎の灯りが絶妙なバランスをもって映し込まれている。どれが欠けても成立しない絵である。
コノ チイサナ セカイ デ ボク ハ イキテ イタ
ケレドモ ソラカラ ミルト ミンナ ト イキテ イタ
【おらだの会】写真提供はBmt.さん。駅前の桜は今、枝垂桜が満開で関山や鬱金、寒緋桜などはこれからです。高橋鯉屋さんがライトアップしてくれています。まだまだ楽しめますよ。