近頃、植物採集づいています。
真冬前、植物の休眠期に入る頃取るのにいいということであったり、子どもたちが冠やブレスレットがほしいということであったり。
前者で採集しているのは、アケビとススキ。
後者の子どもたちのリクエストに応えるのはヘクソカズラ。
ヘクソカズラはその名にはふさわしくないほど、かわいらしい冠ができます。
実がいいアクセントになるんですね。
でもニオイは・・・、その名の通り。カメムシにやられた気分になります。
これは短時間で遊びながらなので採集というほどではないのですが、アケビ、ススキとなると少々気合が必要で、採集しながら自分はどこへ向かっているのだろうと不思議な気持ちになってきます。
アケビは、アケビ細工を作りたいという友達のリクエストに応えて蔓を採集したのですが、もちろんアケビを提供しつつ作り方を教えてもらおうという下心付き。
作れるようになったらおもしろいかなと思いつつ、作っても使い道や置き場所に困りそうです。はてはて。
ススキは、身近なところにあるお地蔵さんの覆堂の屋根の茅がぼろぼろになったのでなんとか葺き替えできぬかと、とりあえず採集中。(茅はイネ科の植物、ススキなどの総称なのです。)
小さな屋根にもかかわらず、意外と茅の量が必要だということに手を動かし始めてから気づきました。
茅葺き屋根の茅は相当量必要で、昔は茅場と呼ばれたところが随所にあったのも納得です。
友達にアケビの蔓を渡しつつ、ススキの話をすると、上山の楢下宿で茅刈りボランティアへ行って来たという話をしてくれました。
来ていたのはほぼ草刈り機持参のプロばかりだそうで、古民家の屋根に使うとしたら機械で刈らないと大変ですよね。
機械を持たない友達は何をしていたかというと、イネの天日干しのように茅を干す作業をしたのだそうです。なるほど乾燥も大事なんですね。
葺き方まではわかりませんでしたが、ススキの穂先で箒が作れるよとオマケ情報を教えてくれました。
そこらにあるもので何かをしようとしていると、芋づる式にものづくり活動が広がって行く感じがおもしろおかしいのでした。