現代の名工といえば厚生労働省から選ばれた卓越した技能者のことですが、今年は天童の吉田宏介氏が黒柿工芸という技で選出され表彰されることになりました。
とはいえ、黒柿工芸は初耳で作品はどんな工芸品なのかも知りませんでした。
まず黒柿とは。樹齢数百年の柿の古木で黒い文様があらわれたものを黒柿というのだそうです。
その文様に魅了された作り手と買い手(使い手)によって現在まで続く伝統工芸となっているようです。
黒柿について、くわしくはこちらをご参照ください。
黒柿工芸は山形の伝統工芸と広く宣伝しているわけではなく、木工芸のひとつという位置づけのようです。(県指定の伝統的工芸品は山形鋳物、置賜紬、山形仏壇、天童将棋駒、羽越しな布)
確かに山形は木がたくさん、その加工品もたくさん。黒柿工芸も知る人ぞ知る工芸品の一つなのかもしれません。お茶の世界では人気の逸品のような気もします。
現代の名工に選ばれた吉田氏の作品は天童市観光物産センターでも扱っているようですよ。