写真部展のテーマは「高校生がつくるフラワー長井線ものがたり ~ 物語のある風景」。それにふさわしく、それぞれの作品には短い詩やコメントが添えられていて、写真と言葉で生徒たちの心象風景が表現されています。
例えばポスターとなったこの写真には、「境界 長井線と米坂線、町と街 ここは様々な乗り換えが行われる場所」と。自分の目の前に広がる光景の中で、自分の立ち位置を探している姿があるようにも思えます。
高校生の作品を鑑賞しながら、あの頃に思いを馳せて自分だけの物語を書いてみてはどうだろうか。
「長井線を応援する7人展Ⅲ」の最終日、長井高校写真部の皆さんが成田駅においでになった。在廊していた7人のメンバーが、自分の作品を紹介しながら撮影のポイントや苦労話などを披露。その後は11月20日(土)からの長井高校写真部展の搬入作業を行い、高校生の作品に対する講評会も行われました。
長井高校写真部との交流は平成29年から始まりましたが、7人展のメンバーとの交流はこれが初めて。メンバーにとっても初めての「先生体験」で、普段は見られない真面目な素顔に驚かされました。好きな写真をとおして、長井線や故郷の良さを語り継ぐ機会が持てたことは貴重な経験でした。高校生にはこんな大人達はどんな風に映ったのか気になるところですが・・・・・。
【おらだの会】長井高校写真部展「高校生がつくるフラワー長井線ものがたり ~ 物語のある風景」は、11月20日(土)、21日(日)午後1時から4時まで開催されます。
長井線キャンペーン2021も残り3日となりました。先に車両内の写真展を紹介しましたが、長井駅では白鷹町文化協会の方々の作品が展示されていました。フラワーアトリエセンと題するこの取り組みは、今年初めての企画でした。
ボードには「フラワー長井線では、沿線地域で活躍している芸術文化団体を応援しています」とありますが、出品された方々は長井線を応援したいとの気持ちだったろうと思います。コロナ禍の中でも、こうした応援の輪が生まれたことは嬉しいことです。
羽前成田駅で開催して来た「長井線を応援する地元写真家7人展Ⅲ」も14日までとなります。作家それぞれがとらえた「駅の風景」をご覧になってください。
※「車両内の写真展」はこちら ⇒ 列車が美術館に:おらだの会 (samidare.jp)