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あの日あの時へ  (その2:ホームの記憶)

  • あの日あの時へ  (その2:ホームの記憶)
  • あの日あの時へ  (その2:ホームの記憶)

 左は「発車2分前(奥羽本線山形駅)」、右は「終着駅(仙山線山形駅)」とのキャプションが添えられている。いずれもホームの風景である。

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 左の写真を見ると、東京駅に降り立った時と似た感情が湧いてくる。ホームの先にある都会の華やかな世界。その世界に早く飛び込みたくて、人波の間をワクワクしながら進んでいくのである。昨日までの自分は、そこにはない。

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 右の写真を見ていると、赤湯駅3番ホームに降りた時のことを思い出す。ホームのその先には跨線橋に上る階段が見えるのである。その時、都会の雑踏の中にあって気づかなかった緊張が、融解していくのを感じるのである。ホッと息を吐きだす。

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 ホームには故郷を旅立つ時の思いと、望郷の念に駆られた記憶が映っているように思う。鉄道やホームは、今もなお同じ感情を醸し出させる舞台装置のように思える。「集団就職の時代」に比べて希薄になっているであろうが・・・。

2024.10.09:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

芋煮会に向けて草刈り作業

  • 芋煮会に向けて草刈り作業

 10月6日朝、長井線祭り協賛芋煮会に向けて草刈り作業を行いました。咲き終わった花や伸びすぎたアジサイ、藤ツルを刈り込んでいきます。一時間みっちりの朝仕事は結構きつかったのですが、作業後は冬支度がすんだ畑を見るようで清々しい気分になりました。今月20日の長井線祭りでは、きれいな環境で芋煮会を楽しんで欲しいものです。長井線祭りの成田駅会場での日程は次のとおりです。どうぞおいでください。

  10:00 写真展会場オープン

  11:00 芋煮会オープンセレモニー

  11:15 オカリナ演奏会

  12:00 ちびっ子集合! おもちゃをゲット

  14:00 成田会場終了

2024.10.07:orada3:コメント(0):[イベント情報]

あの日あの時へ  (その1:駅舎の記憶)

  • あの日あの時へ  (その1:駅舎の記憶)
  • あの日あの時へ  (その1:駅舎の記憶)

 「あの日、あの時へ」と題した写真展が、9月28日からスタートしています。今回、展示をお願いしたのは小野孝志さん。小野さんと山形鉄道とのかかわりについては、「駅に集う人々 西大塚駅編」で紹介したところです。今年度最後の展示を小野さんにお願いしたのは、鉄道や駅舎への郷愁の原点を考えてみたいと思ったからです。

 

 小野さんの作品の中から幾つかを紹介していきます。最初は懐かしい駅舎の写真2枚。右は奥羽本線神町駅、左は陸羽西線清川駅です。神町駅は1901年(明治34年)に開業し、1947年(昭和22年)に連合軍鉄道運輸司令部事務所として改築されます。そして2018年(平成30年)2月に、平屋建てに改築されることになりました。清川駅は1914年(大正3年)開業し、2000年(平成12年)に現駅舎が竣工。2022年より列車運行休止により、休止駅となっているそうです。

 

 写真家 宮嶋康彦さんが2012年(平成24年)に実施してくれた撮影ツアーの際に、「都会の人は“普通”に心が癒されるもの。“普通の暮らし”に価値があることを理解して欲しい。」。「旅人は長い歴史を感じたい。時間が作り上げた歴史と失われたものを感じたいものである。」と語ってくれました。

  宮嶋さんの記事はこちらから

  → (43)何を残したいのか  写真撮りツアーで学んだこと:おらだの会 (samidare.jp)

 

 写真の両駅は、歴史の果てに姿を変えてしまった。けれども積み重ねられた歴史と共に、人々の暮らしの記憶がこれからも刻まれ続けていって欲しいと思う。そこに鉄道や駅舎への郷愁の源泉の一つがあるような気がします。

2024.10.05:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

駅に集う人々(西大塚駅の5:完)

  • 駅に集う人々(西大塚駅の5:完)

 長井線全線開通100周年の昨年、西大塚駅では長井線祭り協力事業が行われた。昨年の駅前の様子を見ると、地元の人たちのおもてなしぶりと楽しい様子がとてもよく感じられる。やはり大塚地区交流センターと同駅協力会が協働で行っているというパワーが伺えて羨ましくも思える。(写真提供:川西町役場)

 

 今年も10月20日に長井線祭りが行われる。第1回の長井線祭りは、国鉄長井線廃止反対運動が始まった1981年(昭和56年) 4月22日である。「今日もあの娘は長井線」が運動のテーマソングとなったものである。当時以上に、生活の足としての鉄道の利用頻度は少なくなっているだろう。だからこそ、長井線祭りを地元の人たちが駅に集う日、長井線が縁で繋がった人たちと再会する場にしていきたいものだ。

 

 年に一度だけでもこんな風に駅に集まることができればいいなぁ、と思う。そして「また今年も来たよ」との会話ができるような関係がつくられればもっといい。無人駅であっても、駅ノートだけの交流であってもよいのでないか。鉄道や駅舎を通して地元と沿線住民、そして旅人との間に新しいコミュニティーが生まれていく。そんな姿を夢みたいものだ。

2024.10.03:orada3:コメント(0):[駅茶こぼれ話]

長井線祭り2024 フライヤー発表

  • 長井線祭り2024 フライヤー発表
  • 長井線祭り2024 フライヤー発表

  長井線祭り2024のフライヤーが発表されました。今年はJR米坂線の車両を使って今泉駅と長井駅を往復する臨時列車の運行、そして鉄道タレントとして有名な伊藤桃さんが一日駅長や撮影会を行う企画があります。特に伊藤桃さんは、今年になって2回羽前成田駅に遊びに来てくれていますが、今回は山形鉄道の応援団として参加してくれます。とてもうれしいことです。皆さんもぜひご参加ください。

 

 伊藤桃さんとおらだの会の出会いは、こちらから

 → 伊藤桃さんの「旅物語」:おらだの会 (samidare.jp)

 

 

 羽前成田駅では11時から大芋煮会、11時15分からオカリナ演奏会、12時からちびっこ大集合・おもちゃをゲット!が行われます。旧駅事務室では10時から14時まで「あの日 あの時へ ~~ 山形の鉄道情景」展が開催されます。昭和57年から60年の懐かしい風景が甦ります。どうぞお楽しみください。

 

 

 

2024.10.01:orada3:コメント(0):[イベント情報]