8月27日(水)
日芸写真学科2年の学生です。駅舎の撮影にやって来ました。3時間ほど撮りましたが、やはり良い駅ですね! 前回は冬に来たので、次は秋かなぁ・・。また来ます! 山形鉄道がんばれ!(タマキ)
9月5日(金)
所用で1週間ほど利用させていただきました。このような建物は、ぜひ後世へ継ぎたいものです。
9月10日
はじめて訪れた駅。とても素敵です。感動しました。母と弟と3人で!!
待合室のミニギャラリーには、桑原重雄さんの切り絵が飾られています。桑原さんは、西大塚駅のある川西町の出身。18歳で故郷を離れ、現在は仙台にお住まいです。桑原さんは昨年の11月、救急車で運ばれ一時は意識もなくなり危篤な状態にまで陥りました。運よく一命をとりとめましたが、退院と同時に仕事も辞めざるを得なくなったそうです。
突然に何もすることがなくなり、ボーっとしていると悲しくて、不安で、とても情けなかったそうです。とにかく何かやらなければと悶々としていた時に思い出したのが、書棚の奥にあった切り絵作りの本。以来、独学で切り絵の世界を究めて来たのだそうです。
切り絵はとても細かい作業の連続です。またデザインや配色などには優れた感性が要求されるものです。桑原さんの作品は今秋の長井線祭りの際に、西大塚駅に展示されました。また制作実演も行われ、来場された方々に大変な驚きと感動を与えたそうです。
「描くことは生きること」と語った芸術家がいました。絵画や写真、書画あるいは音楽など芸術の表現方法は様々ですが、作品には作家の人生が込められているのかもしれません。あるいは人生が作品そのものなのかもしれません。
今待合室には、桑原さんの切り絵と共に吉川病院の作品も展示されています。それぞれの作品に込められたものに思いを馳せながら、鑑賞させてもらいたいと思います。
11月となりました。今月の羽前成田駅ミニギャラリーは「秋の実り(仮題)」と「山門にて(仮題)」の2作品です。
「秋の実り」には柿、栗、マツタケなどがそれこそ山盛りに描かれています。秋の実りに感謝しながら、家族団らんの食事を楽しむ。そんな光景が思い浮かびます。
静かな静かな里の秋 おせどに木の実の落ちる夜は
ああ母さんとただ二人 栗の実煮てます 囲炉裏端
「山門にて」は、紅葉に誘われて山門をくぐると、その奥もまた紅葉の世界に包まれている、そんな光景が目に浮かんで来ます。昔聞いたデュークエイセスの「女ひとり」という歌が思い出されます。
京都 大原 三千院 恋に疲れた 女が一人
短かった秋を愛おしみ、それぞれの秋に浸ってみてください。今冬が少しでも遅く訪れることを願いながら・・・。