目に見えるお化けも怖いが、見えないものの怖さはまた格別なものがあります。以前は、「変なおじさんには気をつけろ」と教えられたものですが、最近は「人間を見たらコロナと思え、すり寄っちゃいかん」とか。とにかくしばらく隠れていよう、Stay home。
【がんばるニャンズ写真展 in 待合室:羽前成田駅前おらだの会】
吾輩は猫である。巷では、「8割削減」が目標だという。学校の授業も宴会もオンラインでやる時代になったようだ。人間とは、「あ~煩わしい!」と嘆いているくせに、やっぱり関わり合わないと生きていけない動物のようである。かく言う僕は接触率0パーセント。「お前は気楽でいいなぁ。」と言われるが、薄目を開けて「明日のこと」を考えている。これもまた楽しい。
【がんばるニャンズ写真展 in 待合室】
いつもの広場で3匹のニャンズがゴロゴロしている。昔は、「仲良きことは美しきかな」と詠まれたものだが、コロナ騒動の現代ではそうもいかないようだ。昼のメロドラマのように「愛すればこそ離れていよう」というセリフがふさわしい。けれども自由気ままなニャンズのコミュニティーでは、こんなキザなセリフは似合わないから、「親しき仲にも礼儀あり」としておきましょうか。【がんばるニャンズ写真展 in 待合室】
最近、よく耳にする言葉が「ソーシャル・ディスタンス」。勝手気ままな猫達も社会的な距離をおいて結束している。この配置と距離感は、ニャンズ社会の安定性と柔軟性、見事なトータルバランスを象徴しているようだ。猫長は「さて、今度は君たちのソーシャル(ディスタンス)を見せてもらおうか。」と言ったとか・・・。
下を向いてちゃいられない。上を向いて、口笛吹いて歩いて行こう(坂本九)。何かがきっと待っている。苦しいこともあるだろうさ、悲しいこともあるだろうさ。だけど僕らはくじけない、泣くのはいやだ笑っちゃえ(井上ひさし)。