所用のついでに今泉駅に行って来た。カーテンが閉められた事務室の窓に、地元の児童生徒からのメッセージが貼られていた。写真のように今泉駅舎と米坂線の車両が描かれたものやフラワーライナーが描かれたものもある。こうした小さな展示がマスコミに取り上げられることは少ないように思われる。またこの作品を受け取ったJR職員はどんなことを思ったのだろうか。そしてそのことは会社の上部の方に伝えられたのであろうか、と思った。
さて長井線祭りは10月20日(日)に行われる。今年は今泉駅から長井駅まで、米坂線のJR列車による乗車体験も行われるという。長井線には、駅に子どもの姿を見つけると、その姿が見えなくなるまで手を振って応える若い車掌さんがいる。その姿を見るとローカル線にとって最も大事なものがそこにあるように思える。
長井線祭りを山形鉄道の会社と社員、そして行政と住民の在り方を考える機会にして欲しいと思う。長井線祭りの時には最寄りの駅に出かけて欲しい。そしてフラワー号の乗客に手を振ってあげて欲しい。米坂線の状況を対岸の火事にしてはいけないと思うから。