3月ももう半ば。
来週には子どもの卒業式が行われます。
子どものクラスには福島から避難していた親子が3組。
小学校の入学を機にこの春福島へ戻っていきます。
放射能汚染のことを考えれば戻らないでほしい。
けれど、家族離れ離れはもう限界。
その一方で避難していた親子たちにとってこの3年はとてもよい時間だったといいます。
震災、原発事故という大きな不幸はあるけれど、子どもと向き合うことができたそうです。
人も土地も温かかった、山の風景にも癒された、食べ物もおいしかった、、、
山形という場所で辛い思いをよい時間に転化できたのだと思うと、不謹慎かもしれないですが嬉しくも感じました。
特に子どもにとってよい時間をもたせてあげることができたのならこれ以上のことはないのではないでしょうか。
山形だからできる復興支援。
ボランティアで出向いたり義援金を送ったりといろんな形の支援があるでしょう。
家や仕事の再建ももちろんあるでしょう。
被災地にあわせた支援の姿はそれぞれ。
さまざまな支援の中で、子どもが元気で成長できる環境づくりの一端を担うこと、これも山形だからできる支援だったのだと振り返るとともに、この先自分は被災地のために何ができるのだろうと考えずにはいられない昨日今日でした。