10月6日から『米屋こうじ先生と長井高校写真部による合同作品展』が行われている。会場のちゃぶ台には図録が置かれている。その図録には、作品と共に生徒たちが「ポエム」と呼んでいるメッセージが加えられているのだが、これが鑑賞する者にとってはとても楽しく、味わい深いものとなる。その中で私が惹かれた作品が上の写真である。ポエムを紹介しよう。
車窓より/稲穂に山に/心揺れ/昔の人の/遠い思い出 (鮎貝駅)
車窓から見える風景に心が揺れるものがあった。この景色にはどれほどの人々の暮らしがあり、想い出が刻まれているのだろうか、といった内容でしょうか。友達をモデルにして物語を表現する作品が多い中で、こうした作品に出会えたことは新鮮でもある。見慣れた景色の中に時を超えた物語があることを感じながら、小さな列車旅をしてみたいと思う。(写真展は22日まで)
この記事へのコメントはこちら