4月23日、写真展会場がオープンする前に、ホーム北側に記念植樹を行い「泉の桜」と命名した。長井線の全線開通100年であることと、おらだの会や山形鉄道に貢献してくれた広田泉という人がいたことを、記念樹を通して伝えていきたいと思ったのでした。
人が旅をする動機の一つに、想い出の場所をもう一度訪ねたい、自分の来し方を確かめたいという思いがあるのではないだろうか。写真展に集まった方は、広田さんと出会い、その後の生き方に大きな影響を受けた人々であろう。そんな皆さんが、広田さんと一緒の時間を過ごしたあの駅に行ってみたい、あの時記念の桜を植えたっけな、あの桜はどうなったろうか、と思いを馳せてくれればいいなと思う。
広田夫人がSNSに「大好きな鉄道をいつも見られる場所に植えてもらって喜んでいるだろうと思います。」と投稿されていたようです。愛犬が寄り添うように佇んでいる姿にも込み上げてくるものがあります。毎年、桜の時期に集まって広田さんを語り、旧交を温めるきっかけになれば嬉しいと思う。
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