「この駅は無人駅ですよね。この荷物をここに届けていいのかな?」と不安そうな顔をして、宅急便屋さんが駅茶に入ってきた。5月20日(日)、たままた週末の午後で、写真展で開場している時だった。レターパックを開けると、「いなかの白兎」と題した手作りの漫画冊子が数冊と次のような手紙が添えられていた。
//おらだの会の皆様、何度か羽前成田駅を訪れております驢馬と申します。この度は長井線全通100周年おめでとうございます。さて、何度か長井を旅した際、白兎伝説に興味を持ち、この度伝説を題材にした漫画冊子を作りましたので少しですがお送りいたします。素人のつたない漫画同人誌でありしかも独自に創作したものでお恥ずかしい限りですがお読みいただければ幸いです。//
驢馬さんは成田から白兎にかけての風景を深く愛され、駅ノートにもたくさんの素敵な絵を残してくれている方です。「ふるさとの伝説」には地元小学生が制作した紙芝居「悲しいおせきの話」がありますが、今回、驢馬さんの「葉山伝説異聞~いなかの白兎」が加わります。次回から順次紹介していきますのでお楽しみにしてください。まずは、これまでの驢馬さんに係る記事をご覧いただきながら、伝説への旅の準備をいたしましょう。
→ この風景に会いに来ました:おらだの会 (samidare.jp)