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成田駅の宝物(27) スィングガールズのポスター

  • 成田駅の宝物(27) スィングガールズのポスター

 「ジャズやるべ!」の置賜弁が全国を席巻することになった映画「スィングガールズ」のポスターです。長井線が映画に登場したのは、昭和47年に吉永小百合さんが映画「悲しき別れの歌」の撮影を、長井駅前で行ったのに続いて2回目ではないだろうか。(残念ながらその映画を見たことはないのだが)

 

 スィングガールズは沿線各所で撮影を行った作品であり、長井線がその後のテレビドラマ等に多く登場するきっかけとなったまさに歴史的な出来事だったように思う。スィングガールズは2004年に劇場公開であり、あと3年後に20年を迎えることになる。ローカル線と音楽も楽しいものだろう。スィングガールズ、リターン。

 

【おらだの会】ポスターは現在、掲示しておりません。ご了承ください。

2021.08.16:orada3:コメント(0):[成田駅の宝物Ⅱ]

成田駅の宝物(26) 駅舎とYR模型

  • 成田駅の宝物(26) 駅舎とYR模型

 今回のお宝は、山形鉄道と羽前成田駅をこよなく愛するお二人から提供いただいたものでペーパー模型の羽前成田駅、そしてYR型列車です。どちらも150分の1のサイズです。

 

 YR型列車は写真愛好家の方からいただいていたものです。駅舎は購入者が制作を断念して、プロの建築士に依頼して完成したというエピソード付き。建築士の方が防風林も植林してくれました。

 

 羽前成田駅には多くの方々からの善意が寄せられています。本当に有難いと思います。もしかすると本当の宝物は、皆さんのこうした温かい思いなのかもしれません。

 

2021.07.13:orada3:コメント(0):[成田駅の宝物Ⅱ]

成田駅の宝物(25) 鐡道窓口釣銭器

  • 成田駅の宝物(25) 鐡道窓口釣銭器
  • 成田駅の宝物(25) 鐡道窓口釣銭器

今回の宝物は、窓口で釣り銭を出す時に使う器械である。今風には「コインボックス」と呼ぶのであろうか。5,1,2,10,20,30,40,100,200,50の数字が並ぶ10個の鍵盤があり、下部に微妙な幅の切り口(釣り銭の吐き出し口)がある。例えば鍵盤の20を押すと、10円玉2枚が押し出されてくる仕掛けである。残念ながら製造元や製造月日の手がかりはない。ハイカラに見えなくもないこの器械を使って、ハツラツと仕事をしている駅員の姿が見えるようである。が、果たしてこの器械がどの程度有効だったのだろう、などと思ってしまうのは私だけだろうか。

2021.07.03:orada3:コメント(0):[成田駅の宝物Ⅱ]

成田駅の宝物(24) 開業記念レコード

  • 成田駅の宝物(24) 開業記念レコード

 今回の宝物は、フラワー長井線開業記念に制作されたレコード「走れ! フラワー長井線」である。この曲は、地元のフォークソンググループ・影法師が、1988年(昭和63年)に発表したものである。影法師が1981年に発表した「今日もあの娘は長井線」は、長井線存続運動のテーマ曲となった。さらに長井駅までの開業100周年には「100年線路」という歌をスマイルプロジェクトのテーマソングとして制作している。再来年の荒砥駅までの全線開通100年にはどんな歌を聞かせてくれるのだろうか。

 

<今日もあの娘は長井線>

 たとえ見慣れた街へでも/小さな旅に出かけてごらん/

 きっと何かに出会うはず/今日もあの娘は長井線

<走れ!フラワー長井線>

 秋になったらまたおいで/ダリヤも菊も紅葉もいいぞ/

 教えてくれた田舎なまりに/心がほんのりあたたかくなる

<100年線路>

 車は兎、列車は亀だが/遅れたものが勝つときもある/

 田舎は田舎で田舎らしく/生きて拓ける未来もある

2021.06.29:orada3:コメント(0):[成田駅の宝物Ⅱ]

成田駅の宝物(23) 映画ロケの落し物?

  • 成田駅の宝物(23) 映画ロケの落し物?
  • 成田駅の宝物(23) 映画ロケの落し物?

   2004年のスィングガールズをスタートに、フラワー長井線がロケ地となった映画やドラマはたくさんありますが、羽前成田駅がロケ地となったものをあげると、最近では中国ドラマの「十年三月三十日」と西村京太郎の「トラベルミステリー」があります。2008年に制作され、オースティン映画祭でグランプリを受賞するなど数々の賞に輝いた映画「lost & Found(ロスト&ファウンド)」もその一つです。

 

  監督の三宅伸行さんは山形国際ムービーフェスティバル2006で準グランプリを受賞。そのスカラシップ(報奨)制度を活用して制作したのがこの映画だったのです。いろいろな人生を背負った人々が、「落し物あずかり所」で交差する深~い物語です。落とし物あずかり所は、赤湯駅内にあるという設定で、その場所を示すのがこの貼り紙でした。

 

 赤湯駅に貼られていたものが、何故、成田駅に残っているのだろう。もしかすると「この駅舎がいつまでも映画のように、人と人が出会いお互いの人生を温め合う場所であって欲しい。」というメッセージなのだろう、と勝手に解釈しようと思っています。機会がありましたら、DVDをご覧になってみて下さい。

 

【おらだの会】長井でロケがあった映画で確認できている最も古いものは、1965年の吉永小百合主演の「悲しき別れの歌」があるようです。

2021.02.21:orada3:コメント(0):[成田駅の宝物Ⅱ]