「長井線応援キャンペーン」で、明日18日から25日まで沿線各駅で万国旗が掲揚されます。羽前成田駅と白兎駅では、おらだの会が朝仕事で作業しました。各児童センターの塗り絵の展示も始まりましたが、それは後日、紹介します。
今、長井線の各駅が面白いよ。「そうだ、駅に行こう!」
塗り絵に寄せられた思いは・・・
今回、致芳小学校の皆さんに描いていただいた塗り絵の原画を制作してくれたのは、わたなべひろしさんです。わたなべさんは、「地獄少女」や「クッキングアイドルアイマイまいん!」などで有名なアニメの監督・演出家です。
わたなべさんとの出会いは、今から9年前、東北大震災があった年の秋に遡ります。この年、鉄道写真家・広田泉さんとその仲間の皆さんが、「元気が出る鉄道写真展2011」を羽前成田駅で開催してくれたのですが、わたなべさんも出品者の一人だったのです。パンフレットに書かれたわたなべさんの出品者メッセージを紹介します。
「都会に暮らす中で、故郷での思い出を探すために鉄道写真を撮り始めました。周りの景色が変わっても、鉄道が変わらずそこにあったからです。ホームを歩く人、駅舎で談笑する人、列車の窓に浮かぶ人、そこには間違いなく存在した自分と友人や家族との思い出が重なります。鉄道にはいつも郷愁を、そして先につながる未来を感じます。街と街、そして人と人。大切に暖かく、いつまでもつないでいて欲しいと思います。」
塗り絵には、もっちぃ―と3人の仲間、画用紙から飛び出しそうな元気なフラワーライナー、そして故郷の山や空が描かれています。そこには「いっしょに遊んだ友達とふるさとの山や空、そしてフラワー長井線を忘れないでくださいね。」というわたなべさんのメッセージが込められているように思います。致芳小児童の作品を原作者の思いと共にご覧いただければ幸いです。
長井高校写真部展スタート
10月10日から長井線応援キャンペーンのスタートを切って、長井高校写真部展が行われますが、その前日の作業風景です。授業が終わってから到着した生徒の皆さんは、まずは駅舎の大掃除。長箒と雑巾を手に、かなり念入りに作業してくれました。その後、暗くなった駅茶でいよいよ展示作業に取り掛かります。「人や列車の向きを見て配置するように先輩から教えられた。」とか「そこの区域の写真は色がダブっている。」などと、意見を出し合いながら手際よく作業をしていました。いよいよ今日からのオープンです。どうぞお楽しみに。なお開場は11月8日までの毎週、金・土・日曜日の午後1時半から4時まで。ただし、10月23~25日は鉄道写真家・広田泉特別展のため休止となりますのでご了承ください。