ビエンカーレ
ただいま山形で開催中のみちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ特別メニューとして、芸工大の学食で提供されているカレーライスのことです。
クリ、キノコ、アケビといった秋の山の幸で山形らしさを演出のようです。
お味は辛味は少なめでクリの甘みやアケビのほろ苦さを感じられる味付けとなっています。
上にかけられたパプリカがいいアクセント。
一日40食限定のビエンカーレ、学食価格も魅力です。
ビエンカーレだけにとどまらず、その時々の限定メニューで食べる人を楽しませてくれる芸工大の学食。
それはグランドホテルで腕をふるっていたシェフがメニューを作り出しています。
次はどんなものが投入されるか楽しみです。
秋の味覚
小学校からも学区内で熊が出たのでご注意を、というメールがしばしばやってきます。
そんな中でも山形の子供たちは小学生も幼稚園児も元気よく熊目撃情報のあった丘へ遠足へ行きます。
私も丘へ行ってみました。
どんぐりを始め栗やらクルミがたくさん落ちてて、熊にはたまらないだろうなぁと思ったり(笑)
どんぐりは専ら子供の関心を集め、たくさん拾われ車の中にゴロゴロ転がることになるのですが、時に植木鉢の中に放り込まれ春に芽を出すことになります。
それらは冬がくると葉が落ち、枯れてしまったのかなという心配をよそに、春になると新芽がでて…といったふうに、どんぐりの木は落葉樹であることを肌で感じさせてくれる存在です。
栗は拾ったお友達が渋皮煮やペーストに加工して差し入れしてくれます。
クルミは、みんなでおしゃべりでもしながら割ろうか~といった具合。
そんな中、今日はアケビをいただきました。
中身の種周辺の甘い部分はおやつに。
子供たちも見た目で遠慮しつつ甘さにはひかれパクッ。
その後種の処理に困り、もういらなーい。
アケビの種の甘さと実のほろ苦さにハマる日がいつかやってくるのか、味覚の成長も楽しみな今日この頃です。
今週末も祭り!祭り!祭り!
本当にもう9月に入ってからというものこれでもか!の勢いでイベントやお祭りが開催されています。
大きなイベントでなくても芋煮会というイベントを立ち上げてるご家族やグループも大勢見かけます。
今年はまだ芋煮を食べてないなぁと羨ましげに芋煮会の様子を車窓から眺めつつ、昨日は舟形町の定泉寺でのライブへ行ってまいりました。
あまちゃんバンドで活躍されたピアノ&アコーディオンの大口俊輔さん、サックス&リコーダーの鈴木広志さん、いろんなジャンルに精通しているという田中庸介さんのトリオ。
お寺の本堂が会場でミュージシャンとの距離が近く、気づけば子供の真横で吹いてたり、ご住職の読経とのセッションあり、とても楽しいものでした。
山形の緩やかな時間の流れが心地よく、またこんなライブがあったら足を運びたいものです。
そして今日は山形駅西口広場で開催されたやまがた馬まつりへ。
馬に乗ったり触れ合ったりということができるお祭りなのですが、今回一番のお目当てはチャグチャグ馬コ。
岩手よりチャグチャグ馬コが来てくれました。
山形では短い距離でしたが、きれいに飾った馬にかわいらしいお稚児さんが乗っての行列です。
とても華やかな馬、馬の引き手のなんともいえない味のあるお顔立ち、愛想を振りまくお稚児さんの愛らしい姿、そして装具のカチャカチャいう音(チャグチャグというべきかな)、いつまでも見ていたい衝動に駆られました。
さすが無形民俗文化財です。
またこのお祭りでは馬と触れ合うことの他に障害者の人たちやその施設の活動を知ることができます。
出店の多くが障害者の方々の施設(作業所)によるものです。
山形では作業所で作られた食料品や雑貨などが割と身近で、普段から購入することができるのですが、いつもより安く買えたのが「なっとうくん」。
山形県産の大豆から作られた納豆で私のお気に入りの一品。
今回は底値の100円!
思わずまとめ買いをしてしまいました(*^_^*)
羽黒山開山堂 蜂子神社御開扉 その2
羽黒山開山堂 蜂子神社御開扉について、実際的なことをご紹介。
【期間】
2014年9月30日までの予定でしたが、2014年10月31日まで延期されたそうです。
【アクセス】
あまり案内を見かけなかったのですが、「羽黒山」「月山高原牧場」方面と書いてある看板があったらそちらの方へ。
蜂子神社へは随神門近くの無料駐車場から山頂まで徒歩60分。三神合祭殿のすぐ脇。
足に自信のない方、小さなお子様連れの方は有料道路(400円、駐車場代込)を通って山頂まで行かれることをおススメします。
【受付時間】
8:30~17:00
私たちはお天気のよい祝日に行きましたが、山頂駐車場に朝9時到着でかなりすいていました。
10時ともなるとかなりにぎわいを見せ始めます。
【料金】
500円
こちらのお堂へ入る前にお祓いをしてもらうのですが、そのお祓料です。
子どもは無料ですが、記念品の小玉串(お守り)が欲しい場合は500円を納めます。
【グルメ】
一の坂、二の坂の茶屋で食べる玉こんにゃく、ところてんはとてもおいしく感じるそうです。
名物はちから餅のようです。
【その他】
行きは山形道から、帰りは庄内町、戸沢村、新庄市を経由しました。
黄金色に輝く庄内平野を眺め、最上川沿いを遡るように走行するのもなかなかいいものです。
新庄で鳥モツラーメンを、ちょっと足を延ばしえて肘折温泉で疲れを癒すのもいいかもしれません。
羽黒山開山堂 蜂子神社御開扉
蜂子皇子という方をご存じでしょうか。
恥ずかしながら私は全く知らず、単にお友達から
「蜂子神社御開扉、140年ぶりのことだよ。今後は御開扉の予定はないらしい。ご利益あるから行くといいよ。」と案内を受け、よくわからないながらいいことありそうだし羽黒山へ行ってみたかったの~というノリで出かけました。
予習もせずに行ってしまったのですが、現地で
東日本大震災から三年、復興がなかなか進まない中で被災者の方々の苦悩を救うための御開扉であること、
蜂子皇子という人物は、
第32代崇峻天皇の御子
出羽三山開祖
人々のあらゆる苦悩を救う
人々の苦悩を引き受けたためにお顔がみにくいとされた
ということがわかりました。
今回は扉が開かれ、その中に仕舞われていた蜂子皇子の御尊像を拝観させていただいたのですが、きれいなお顔立で法衣を召されていました。
作られたのは神仏混合の時代。その後廃仏毀釈の憂き目に遭いお堂の中ほどへ隠されたのだとか。
その間、蜂子皇子は想像で描かれることとなり、人々の苦悩を一身に引き受けたがために異様なお姿となったと伝えられていたのですが、御尊像はちっとも醜いものでも異様なお姿でもありませんでした。
もうお目にかかれませんからお近くでご覧になってくださいと神社の方。
しっかり目に焼き付けてまいりました。
そして震災復興のために自分にできることは何か改めて考えさせられる一日となりました。