渋柿
わざわざ渋柿を食べなくても…とさえ思っていました。
山形へ来て4年余り、渋柿はすっかり身近な存在となりました。
渋抜きをされた柿は洋梨のようなとろみをまとっています。
以前はこの柔らかさが苦手でしたが、カリッとした甘柿と比較することなく別のものとして捉えられるようになったのです。
そんなわけで、以前では絶対しなかったであろう柿の渋抜きに挑戦。
義母に教わったやり方は、
ヘタのところにちょいと渋抜き用の焼酎をつけて、ヘタ同士を合わせて箱に並べて蓋をし、10日ほど置いて出来上がり。
箱がなかったら袋でもOK。ヘタがずれても大丈夫。密封するのを忘れずに。
干し柿用にと分けていた柿で、渋柿はどれくらい渋いのか子どもが味見してくれました。
なんとも形容のしようのない表情でその渋さを教えてくれました。
さて、10日後。
面白いくらいに渋柿が抜けていました。
子どもたちも大喜び。
こういった化学反応はちょいとやみつきになりそう。
新たに渋柿をもらってきてしまいました。
その際に渋柿の渋を抜く時は少し日が当たるくらいのところに置くのがいいと、教わりました。
冷暗所よりも、皮の色も進むし渋が抜けるのも早くなるのだそうです。
薪ストーブ 逆流事件
と薪ストーブを皮切りに家中ニオイのもとを探すも見つけられず、
また薪ストーブのもとへ戻ると灰を取り出す扉が開いていた。
さっきは気づかなかったけれど、これが犯人?
ストーブの中のニオイが外へ出てきて臭いのか?
よし、それなら空気清浄機と称される薪ストーブに家の臭いニオイを吸い取ってもらおう
と寒くもないのに焚きつけ開始。
最初に空気調節口でチャッカマンの火がストーブ内に吸い込まれていくのを確認したはずなのに、
白い煙がもくもくもくストーブの穴という穴から出てきて家中に散って行く。
まだ新しいのにもう煙突が詰まってるのか?!
これがいわゆる逆流減少?!
なんとかせねば!
ここでうっかり換気扇を回す私。
換気扇が離れたところにあっても弱であろうとも一度空気の流れができると、ストーブ内ひいては煙突経由の外の空気は換気扇に引っ張られるようにストーブの外側へ出てきます。
やらねばいけなかったのは、
換気扇を回すことではなく、窓を開けること!
換気扇を止め、窓を開けると空気の流れは元通り。
煙もおさまっていたので、チャッカマンでストーブ内に空気が吸い込まれていくことを確認し、再び焚きつけ。
煙が出ることなくきれいに燃えた~。
そして、数時間後にはあのニオイはどこへやら。
意外にも洗濯物にニオイが残ることもなく、きれいな空気の我が家に戻っていたのでした。
焚きつけ時は窓を少し開けるといい。
これ本当です。
換気扇を回していなくても窓を開けて、空気の流れを薪ストーブ内へと向けておくことがとても大事だと身を持って学びました。
こうして薪ストーブと仲良くなっていくのでしょうね。
薪ストーブがやってきた!
ストーブ屋さんはシーズン直前で煙突掃除やら点検で多忙の中、数回にわけて煙突やらストーブを設置しにきてくれました。
設置はしたものの、火入れはまた今度と言われがっくりしたのもつかの間
「今日は大安だし、家族全員揃っているなら夜行きます」
とのお電話。
薪ストーブを初めて使う時は、プロの説明をしっかり受けてからが基本。
まず、換気扇が動いてきたらこれを止める。換気扇を止められないときは窓を開けておくといいそう。
空気調節の窓を全開にし、チャッカマンの炎がストーブの中に吸い込まれるかチェック。
ストーブは家の中の空気を吸い込んで薪を燃焼、煙突から排気します。
この空気循環があるために、空気清浄機と称されることもあるそうです。
喘息にも効果があるとか。
この空気の流れが逆になると家の中は煙でもくもく。大変なことになります。
さて、空気の向きを確認したところで、ストーブ内に灰を少々まき、焚きつけ用の細い薪を置きます。
ストーブ屋さんは、薪を一本置きその上におがくずでできた着火剤を乗せ、その上に空気が入りやすいように薪を組んで置きます。
いよいよ着火。
火をつけるのは家の人間です。
我が家では夫と長男がキャンドルサービスのように二人で手を携え火を入れました。
みんなの気分と同様ストーブの中の薪も燃える燃える~。
ある程度薪ストーブ内が暖まったところで、皮の手袋をはめて太めの薪を投入。
樹皮を上側にして、薪のよく乾いている面を火に当てるようにします。
なるべく奥のほうへ置くようにします。
温度が上がってきたら、空気調節。
あとは適度なタイミングで薪を足す。
最初は在宅している私一人が説明を受ければいいと思っていたのですが、ストーブ屋さんのおかげで家族全員で火入れができとてもよい思い出となりました。
ストーブ屋さんの話では、親戚一同集まったタイミングで、火入れに来てくれと呼ばれることもあるそうです。
新築祝い(山形風にいうと新宅祝い)の真っ最中に火入れ。
これはキャンプファイヤー並みの盛り上がりを見せそうですね。
赤かぶ漬の作り方
赤かぶ漬けといえば、温海かぶが有名ですが
数年前から夫の実家でも普通の(?)赤かぶを栽培するようになり、家で漬けるようになりました。
夫の好物の一つに赤かぶ漬があるのですが、それを義母にアピールしたところ栽培してくれるようになったというわけです。
去年あたりからは末っ子の好物にもなり、おばあちゃんはニコニコ顔です。
さて、その赤かぶ漬け、世の中にはいろいろなレシピがありますが、我が家ではお砂糖に「白ザラ糖」と使うのがポイントです。
カラメルで色のついた中ザラ糖だと仕上がりの色がすっきりしないので、白を使います。
また上白糖も仕上がりがいまいちスッキリしないので、やはり「白ザラ糖」がおススメです。
では、材料と作り方です。
■材料
赤かぶ 2㎏
■調味料(かっこ内は赤かぶに対しての%)
塩 40g(2%)
酢(純米酢) 200g(10%)
砂糖(白ザラ糖) 240g(12%)
■作り方
1. かぶを洗い半分または四つ切に切る
2. 調味料(塩、酢、砂糖)を入れ重石をする
3. 1~2日で水が上がってくるが、そのまま1週間程度おく
こんな感じです。
1週間おくと色も味もいい感じになじみます。
どうぞお試しあれ!
鎮守の森で宝さがし ~ 六椹八幡宮 ~
冬の足音はどこへやら気持ちよく秋の青空が広がっています。
近所の八幡様でも紅葉が美しく輝いています。
昨日、この八幡様で子どもたちのイベントで宝さがし(六椹八幡宮氏子青年会、未来に繋がる子供育成事業準備委員会主催)がありました。
実際のお宝は六椹八幡宮の木札だったのですが、私にとっては鎮守の森と呼ぶにふさわしいここの空間の広がりが宝物のように感じました。
なぜだか明治神宮を思い起こさせる清々しさと神々しさを感じさせてくれる空間でもあります。
その宝さがしの地図や六椹八幡宮のあらましがとてもよくできていたので、宝さがしのミッションからご紹介したいと思います。
六椹八幡宮の中には、住吉神社、常盤稲荷神社、妙見神社、金刀比羅神社、神輿蔵などがあります。
【住吉神社】
海に住まわれるお祓いの神様が祀られている(海上安全)。神社隣りにある境内で最大のケヤキの木の周囲は8メートル。
【常盤稲荷神社】
赤い鳥居がり、稲作、産業・商売の神様「お稲荷様」を祀っている。この神社の神様のおつかいはきつね。
【妙見神社】
厄除け災い除けの神様。この神社は石でできている。
【金刀比羅神社】
海・船の海運の神様を祀っている。「金」の文字がこの神社のマーク。
【神輿蔵】
神様の乗り物である神輿を2台保管している蔵。1台は四角、もう1台は六角の形をしている。
ミニ知識を頭の片隅に入れつつ、六椹八幡宮秋のお散歩なんていかがでしょうか。