粽
こいのぼりの歌に出てくる、粽食べ食べ兄さんが~♪の「粽」はピンと来ない時期がありました。
大人になり自分で買い物をするようになると、東京に進出している関西の和菓子屋さんで目にすることが多くなりました。
義姉が大阪へ嫁いでからは、子どもたちへと毎年粽が送られてくるので、大分身近な食べ物となりました。
そして、現在
粽を食べる際に笹の葉をむきながら、これ笹巻きに使えるね!と我が母。
笹の葉をきれいに洗い、もち米を水に浸し準備しています。
いざ巻いてみようとすると、あれ?あれ?
昨年、山形の我が家に来た時に巻き方をマスターしたはずなのに…こういうのは得意なのに…。
どれどれ、と
私が母へ笹巻き指南です。
不器用な私は、編み物、縫い物、料理、何をするにしても何度も何度も母に教わったものなのに、この私が母に教えてる!
部分的に世代交代をしたような、母を子どものように感じたような、不思議な子どもの日となりました。
が、母の日にはまた母の偉大さを感じたい。
おかあさん、まだまだ元気でいてね!と小さな子どものように思うのでした。
GW
GW後半に入りました。
といっても今年のGW前半は普通の週末と変わらず、今日から連休!という感じですが。
さて私の周辺ではGWを利用して帰省という過ごし方が多いようです。
県内や隣県出身の友達は、雪の残る春休みは峠の雪道を警戒して帰省を控えGWに帰省の照準を合わせます。
私を含め関東出身者は、渋滞の逆を行く動きとなるので気楽に帰省するという訳です。
逆に山形に帰省という人は、渋滞覚悟での出発となるようです。
我が家はこれから埼玉の実家へ帰省します。
子どもたちが宿題を片付けている間に、土産用の肉などを調達に買い物へ。スーパーなど3軒はしごしたのに、、、子どもたちの宿題は終わっていません。
長女にいたっては宿題のドリルを学校に忘れ、近所の友達に借りようとするも友達も学校に置きっぱなしという。。。また別の友達も然り。小学2年生なんてそんなものなのでしょうか。
まぁ、宿題は自己責任ですね。
このあとは学校のことはしばし忘れ、いとこたちとの再会を楽しむことでしょう。
?
地の利を生かして旅に出よ
ここ数年は年に一度映画へ行くか行かないか。
映画館の会員カードを作っても、次に映画館へ足を運んだときには有効期限切れ、なんてことが続いていたのですが、この春に限っては2週連続で映画鑑賞。
今回は美女と野獣を見てきました。
ディズニー好きな友達と、劇団四季好きな友達と三人で、観賞後の感想をつまみに飲もうと夕方の午後の回を見てそのまま七日町方面へ。なんだか東京時代に戻ったみたい。
子どもの手当てさえついてしまえば、映画も飲み会も車や駐車場のことを気にせず、徒歩でふらっと行って帰って来られる山形駅徒歩10分の我が家。
首都圏のうまみを知ってる人間にとっては住みやすいエリアだと再認識する瞬間でもあります。
なかなか乗る機会がないのですが、当然公共交通機関も利用しやすく、昨日の子どもたちはバスを利用しておばあちゃんの家へ行きました。
置賜地方に実家があるという友達は、子どもたちだけで電車に乗っておばあちゃんの家へ行ったりするそうです。
そんな話を聞いてホッとするのも、習い事も通院もすべて親による送り迎えが当たり前の山形で、公共交通機関の出番がある健全さを感じるからかもしれません。
私が子どもの頃は、自転車、電車、バスを使って自分の足でどこへでも行ったもので、今時はその機会がかなり奪われていることになんだかなぁの気持ちでいっぱい。
その昔、東京タワーができた頃、小学生だった伯父は友達と意気揚々と東京タワーを目指して歩いて行ったそうです。祖母には内緒で。
その時に写真を撮られていたようで、後日家族で東京タワーへ行った時、パンフレットか何かの中で祖母は自分の息子と対面。親に内緒で東京タワーへ行っていたことがばれた瞬間です。
写真の中の伯父がとても得意げな満足そうな顔をしていたと嬉しそうに話していたので、さすがの祖母も叱り損ねたのかな!?
そんなわくわく体験を長男にもしてもらいたいのですが、親による送り迎えが染みついてるのか、冒険心より安心派だからなのか、自分だけで行ってごらんといってもなかなか動きません。
が、昨日はお天気に背中を押されたか、妹の世話も引き受けノリノリで出て行きました。
バスターミナルでは行き先を運転手さんに確認したりとモジモジくんは封印した模様。
あとは回数を重ねるだけ。
世界を少しずつ広げるとともにその背中も頼もしくなっていくのでしょうね。
サクランボ満開
山形市内の桜(ソメイヨシノ)は遅めに咲いたもので花ふぶき、早く咲いたのはすっかり葉桜となっています。
周辺の上山あたりでは例年より長めに桜を楽しめているそうですが、さすがに今日は花散しの雨となったことでしょう。
今日は昼前に少し時間があったので、滝山地区をぶらり散歩。
歩き始めるとすぐに雨がポツリ。雨の匂いもそこら中に立ちこめています。
雨の匂いっていいなぁ~とのんきに歩みを進めたのは、我が家を建てるときにお世話になった工務店さんの現在の仕事場。
建て方(構造材の組み立て。土台の据え付け~棟上げ)をしているという情報をキャッチしたので見学したかったのです。
行ってみると、雨予報のため今日の作業は中止したということで、前日に組まれた柱と梁を眺めて来るにとどまったのですが、おかげですぐ近くで建物を見ることができました。
見事な大黒柱にゆったりとした建物で、まだ骨組みだけなのにものすごい木の香り。
見学を終えて、今日は雨の香りに木の香り~、と得した気分で歩いていると、満開のサクランボの花が目に飛び込んできました。
花の香りはしないものの、あの真っ赤な果実が思い出され、気分は早くも初夏。
こうして山形の春は一瞬にして去って行くのでした。
3月のライオン
前編を観に行けてないのに、です。
なぜなら、神木くん&大友監督の舞台挨拶付きチケットが手に入ったから。
積極的にこのチケットを取りに行ったわけでなく、友達が余らせていたものを譲り受けたのですが、意外と簡単にこういうチケットが手に入るのがいかにも山形らしいなぁと思ったり。
ちなみに東京では舞台挨拶付きのチケットは7000円に跳ね上がっているのだそう。
今日は天童での人間将棋もあり、
イオンシネマ天童、ムービーオンに続きソラリスと大忙しの神木くんと大友監督。
天童ではここ数年では一番の桜のコンディションとお天気に恵まれ、眺めのいい櫓から人間将棋を満喫されたそうです。
さて、映画の内容はというと、原作を読んでいれば、前編を見ていなくても後編鑑賞に支障はなく、原作と映画では原作のほうが面白いと思います。
が、山形県民的にはクライマックスの舞台である山寺は必見です。
なんと山寺行在所が使われています。
大正天皇が皇太子時代に山寺を行啓された際に休憩所として建てられた建物で、その眺めは素晴らしいとされてますが、普段は閉じられており、建物の中やそこからの風景を見たことのある人は地元の人や関係者などごく限られた人のみのはずです。
しかも、建物の価値がスルーされ取り壊しも検討された時期を経て(山形には古い建物など山のようにあったからだそう)、相談を受けた芸工大の建築の先生らにより価値が認められ修復されることとなり、いまその姿を残していると聞いてます。
映画の中で行在所の様子とそこからの眺めをできたのは得をした気分です。
ちなみに神木くんは山寺の撮影で合計8000段(階段数は1015段と言われています)くらいは階段を上がったそうです。
どれだけ大変か、今度山寺へ行ったらとりあえず2往復してみようかな、などと思ってしまいました。
それから重要な対局のシーンの将棋駒はすばらしく美しいです。
ものすごく高価な将棋駒を撮影のためにお借りしてきたものだそうです。
3月のライオンを鑑賞する機会がありましたら、ぜひこの2点はお見逃しなく!