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さんま祭り

  • さんま祭り
9月に入ると、目黒ではさんま祭りの頃だなぁと懐かしく思い出します。

ニュースでよく見かける目黒駅前(品川区!)での目黒さんま祭りは9月9日(日)に開催されました。

田道広場公園(目黒区)での目黒のさんま祭りは9月16日(日)に開催されます。

双方とも、落語「目黒のさんま」にちなんだお祭りなのですが、駅前のほうは宮古産のさんまにすだち、田道広場のほうは気仙沼産のさんまにカボスと提供される食材の産地はそれぞれ。

食べ方は双方とも落語「目黒のさんま」の殿様がたいそう気に入った炭火焼。

お殿様ではないけれど、目黒のさんまが食べたいなぁ、久しぶりにさんま祭りに出掛けたいなぁと思っていたら、山形にさんま祭りがやってくる!

目黒のさんま祭りの翌週、9月23日(日)に気仙沼さんま祭りin山形と称して山形城址で行われます。

これは行かねば~。

復興支援にもなりますので、さんま好きの方だけでなくお時間のある方はぜひ!
2012.09.12:pokonyan:コメント(0):[コンテンツ]

山形の国宝

  • 山形の国宝
山形県に国宝がいくつあるかご存知ですか?

つい先日、縄文の女神と呼ばれる土偶が正式に国宝に指定され、県内の国宝は6つになりました。

平成4年に最上郡舟形町西ノ前遺跡から出土され、20年の時を経て国宝となったようです。

この土偶、縄文の女神(縄文のビーナスとも)と称されるだけあって高さ45cm、腰のくびれがなまめかしい八頭身美人。

一度は見てみたいと思いつつ県立博物館にあるのかしら~と疑ってしまう。

国宝ともなると日本国内はもとより海外遠征もスケジュールに入ってきますものね。展示状況を確認しつつお出かけしたほうがよさそうです。

さて、他の県内の国宝はというと

羽黒山五重塔
紙本金地著色洛中洛外図
太刀 銘 信房作
太刀 銘 真光
上杉家文書

の5つ。ちょっとさみしい?こんなもの?

国宝土偶のお仲間は、

北海道 中空土偶
青森県 合掌土偶
長野県 縄文のビーナス

どれも魅力的な土偶ばかりで、縄文時代や土偶にハマりそうです。

画像は山形県のホームページより転載しました。
2012.09.09:pokonyan:コメント(0):[コンテンツ]

欧州一の芋煮会フェスティバル

  • 欧州一の芋煮会フェスティバル
最上川ならいざ知らず、なんとライン川で芋煮会。

日本一の芋煮会フェスティバルと同じ9月第一日曜日に開催され、今年で5回目なんだそうです。

ライン川は大まかにいうと、スイスに端を発し、ドイツ、フランス、オランダ、北海へと注いでいる川。全長の約半分の長さがドイツ国内を流れている。

欧州一の芋煮会もそのドイツ・デュッセルドルフのライン川河畔で行われたそう。

食材の調達はなかなか大変そうですが、参加者に芋煮ほか玉こんにゃくなど山形の味は大好評だったようで、企画された方の苦労も報われたのではないでしょうか。

ところで、デュッセルドルフは世界で最も居住に適した都市の第5位。

芋煮会もいいですが、ちょっとドイツへ行ってみたくなりました。

国際空港がないためか、山形と海外はあまりつながっている印象がなく旅好きの私としては少々さみしかったのですが、今回のニュースはドイツへの旅気分も味わえちょっとウキウキ気分になりました。

(写真の記事は、山形新聞9月5日付より)
2012.09.07:pokonyan:コメント(0):[コンテンツ]

日本一の芋煮会フェスティバル

  • 日本一の芋煮会フェスティバル
山形新聞(9月3日付より)

9月2日(日)は日本一の芋煮会フェスティバルでした。

毎年必ずと言っていいほど全国ニュースでも取り上げられるので、見聞きしたことがある方は多いのではないでしょうか?

実は関東にいた時には花笠まつりのニュース映像は見た記憶がないのですが、日本一の芋煮会フェスティバルのニュース映像は何度となく見ています。

大鍋の周りにはクレーン車にショベルカー。インパクトがあります。

重機好きなチビッコが見たらどういうふうに思うのか気になるところですが、大人の目にもおもしろく映る光景。

実際には目にしたことはないのですが、前日の準備風景から見てみたいものです。というもの大鍋は普段は近くの消防署の側に置かれているのですが、フェスティバルに合わせて河川敷へ移されます。

この直径6mの大鍋、前回ブログでも触れました伝統工芸・山形鋳物の二代目鍋太郎と申します。

初代はというと唐松観音のおひざ元に鎮座。春には鍋の輪っかの中に桜と観音堂を納めて写真を撮ることができます。


ニュースを見て、来年はぜひ日本一の芋煮会に行ってみたい!言ってきた友人連れて、初代鍋太郎、二代目鍋太郎搬入風景、当日二種類の芋煮を食すの三本立ててで楽しんでみたいと思います。

そう、芋煮会では醤油仕立ての芋煮のほかに、庄内の芋煮(お肉は豚肉、味付けは味噌)も用意されているそうなのです。アルミ鍋で作られているのか、小さめの芋煮鍋で作られているのかもチェックチェック。
2012.09.03:pokonyan:コメント(0):[たべもの]

吾妻兼治郎

  • 吾妻兼治郎
やまがた観光大図鑑より

吾妻兼治郎(1926-)という方をご存じではないだろうか?

ピン!ときた方は、先日放送された「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」というテレビ番組をご覧になったか、よほどの彫刻好きではないでしょうか?

私は前者で、番組内の「笑ってコラえて!の海外支局をつくろう in ローマ」というコーナーで知りました。

コーナーではまず吾妻さんの紹介。

山形市出身。

へっ!?と思いつつ、山形の伝統工芸、鋳物が浮かんだ。

ビンゴ。

吾妻さんは鋳物屋さんに生まれた人だった。跡継ぎではなかったため、どうしようかと身の振り方を思案した結果、特攻隊への志願。試験に合格し、神風特攻隊として出撃の時を待っていた時に終戦。

山形に戻るも戦争体験から虚脱状態、もぬけの殻となってしまった吾妻さん。芸術の道なら何か開けるかもと学校へ入り直し、東京藝術大学を受験、合格。彫刻家への道を進んでいく。

東京藝術大学副手の時に休職してイタリアへ留学する。彫刻家になるのならばフランス留学というのが当たり前の時代であったが、留学準備中にマリノ・マリーニ氏の作品に出会い、イタリアへ行くことに決めた。

国立ブレア美術学校でマリーニ氏に師事するも、満足のいく作品作りはできない。これではダメだと意を決し、職を辞して留学を続ける。

数年後、マリーニ氏に認められ助手として働くようになったが、作品はマリーニ氏のコピーのよう。悩む吾妻さん。マリーニ氏に「君は日本人なのだからそのことを忘れないように」と言われ、自分にしか作れないものを見出していくことに。

ある日、薪用の木片が床に散らばるのを見て、これだ!侘び(わび)寂(さび)の世界観は日本人の自分にしか作り出せない。このひらめきから木の質感をもったブロンズ作品を作る。

吾妻さんの代表作となっていく「MU(無)」である。

彼の作品を見たローマ法王の依頼を受け「十字架」を作成、ヴァチカン美術館に収めることになる。

ヴァチカン美術館に作品が収蔵されている唯一の東洋人となった吾妻さん。ミケランジェロやダ・ヴィンチと並んで作品が展示されている。

そんなすごい方なのですが、山形市は宣伝が足りない!

山形市役所前にも「MU-1000」という作品はあるのですが、Google検索ではなかなかヒットせず。清瀬市は上位にヒット。

図書館に唯一ある吾妻氏の図書(展覧会のカタログ)も書庫ですし(涙)

芸工大との関係は…、と調べましたら客員教授でした。1年に1度くらいは講演をしてくださっているのかもしれませんね。

ほかにも山形出身の彫刻家は数多くいらっしゃるようです。

芸術の秋、吾妻兼治郎氏など彫刻家の作品を訪ねてみませんか?

山形市役所前以外で吾妻氏の作品が見られる主な場所。

仙台市 勾当台公園 「時の広場」
宮城県美術館 「MU-765」
清瀬市 ケヤキロードギャラリー 「水滴」
神奈川県立近代美術館 「YU-4」
富山県立近代美術館 「YU-84」
長野県 セゾン現代美術館 「YU-6」
甲府市 芸術の森公園 「YU-5」
2012.08.31:pokonyan:コメント(0):[観光]