小学校の学年行事で救命講習を受けてきました。
初めての救命講習という子どもが多かったようですが、保護者でも初めてという方がチラホラいたのは意外でした。
私が初めて救命講習を受けたのは十数年前。
最近ではここ5年の間に幼稚園で2回ほど講習を受けました。
が、何事にもトレンドがあるように、救命でも常識が少しずつ変わっているようです。
以下、心配蘇生の手順ですが、
倒れている人を見つけたら、肩を叩きつつ声をかけ意識の確認。
反応がない場合は周りに助けを求めつつ、119通報およびAED搬送依頼。
呼吸の有無を確認、心肺停止と判断したら胸骨圧迫(心臓マッサージ)。
というところまでは変わりないのですが、胸骨圧迫の合間に行う人工呼吸については、
今回はハッキリと家族はともかく他人にはしなくていい、という話でした。
もちろん、人工呼吸の仕方がわかっていて、人工呼吸用マウスピースを持っている場合は人工呼吸をしたほうが救命の可能性が高くなるのですが、
倒れている人の血液や嘔吐物からの感染症を避けるためにもしなくて良いということでした。
ただ人工呼吸はしなくても胸骨圧迫は続けること、これ大事というお話でした。
そして今回は小学五年生が対象ということもあり、なるほどと思ったのが、
勇気を出して大きな声で助けを呼ぼうということです。小さな力でも数で勝負というわけです。
また、いきなり目の前にいた人がバタッと倒れたら大人でもパニックになると思いますが、子どもならなおさら。
それでも助けを呼ぶことで冷静に対応できる人がいてくれたなら、助かる道は拓けてくる。
またその逆で、パニックになってる大人に対し、子どもの方が冷静に指示を出してくれるかもしれない。
そんな意味でも、親子でこういった訓練を重ねるのはいいことだなと思いました。
そして何より、
普段から倒れないような体の守り方を考えておくことが大事だな、と。
今年の夏は特に暑くて熱中症の心配をしない日はないですが、熱中症にならないように自分の体に気を配れるようになることも自分救命となります。
また事故を起こさないようにするということも。
いつでも周りの大人が気を配れるとは限りません。自分の命は自分で守るということを子どもに言い聞かせるのに小さすぎるということはないと思いました。
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