大阪地震の後、いつ起きるかわからない次の地震に備え、子どもと読める本を図書館で借りてきました。
とりあえず2冊。
マンガ、イラストによるものなのでどちらも理解しやすく子どもたちも食い入るように読んでいました。
「ぼくの街に地震がきた」というマンガは、地震が起きてから仮設住宅暮らし後のことが描かれています。
小学生の主人公が学校で被災しますが、避難はじめ、なかなか家族と出会えなかったり、避難所でもトラブルがあったりと思うようにいかないことの連続です。
体験したことのない身にとっては、こういうことが実際には起き得るとイメージするのみなのですが、これが大事なようです。
監修者もあとがきで「地震にそなえる上でいちばん大切なのは、災害をイメージする力、だと考えています」と書いています。
イメージすることで具体的に対策を立てたり、いざという時の心がけができるとも。
もう一冊の「親子のための地震イツモノート」では
タイトルの「イツモ」からもわかるように、イツモしていることがモシモのときに役立つ地震への備えを提案していることからきています。
地震の瞬間になにかをするのは難しいので、「なにもしなくていい」ように備えておくのです。
例えば、家具が倒れないように固定する、とか、電池や水、食料を慌てて求めにいかなくていいように備えておくなど。
イメージすることができないと、モシモのときもどれだけ動けるかわかりません。余裕のあるとき(イツモ)にできることをしておくといいのですね。
子どもたちと話し合ったり確認し合うということもイツモからしておきたいと思います。
それにしても、先日学校のブロック塀の犠牲になった小学生のことが頭から離れません。全国の危ない建物・建造物、とりわけ教育施設・公共施設が当たり前のようにイツモ状態になることを願います。
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