先日友達の家に行く機会があったのですが、なんと間のいいことでしょう、ハチミツ採取の日でした。
ハチミツ採取の日だなんて、一般の人にとってはかなり非日常のことだと思うのですが、この友達一家は昨年の5月頃より趣味の養蜂を始めており、1年と少しを過ぎての初収穫の日となったというわけです。
この日はご近所のハチミツの師匠が遠心分離器(実はただの脱水機)を持って指導にやって来て、網のかぶり方から巣箱の切り方、ハチミツの取り出し方を、偶然居合わせたという私たちにまで丁寧に教えてくれました。
巣に直接指先をつけてハチミツをなめる子どもたち、巣ごと口へ放り込む子どもたち、みんな幸せそうな顔をしておりました。
このハチミツ、実はニホンミツバチの百花蜜で、さらりとしているのにものすごい濃さ。
私たちは気軽にペロリペロリとハチミツを食べておりましたが、ハチミツの師匠がポツリと
末端価格は3万にもなるかもなぁ。
巣箱一つでハチミツが約1升分とれるので、1升で3万円くらいになるかもという話です。
私がよく買う国産のハチミツ1升は5000~7000円なので驚いたのですが、それはセイヨウミツバチだからだそうです。
セイヨウミツバチはニホンミツバチの5倍は蜜を集めるそうで、養蜂のほとんどはセイヨウミツバチで行なっているそうです。
ニホンミツバチは集蜜量の少なさ、ニホンミツバチ自体の希少さ、採蜜するのに1年超という期間の長さからしても高額になるのは当然のことなのですね。
そんなわけで、ニホンミツバチのハチミツを商売にすることはなかなかできないそうなのですが、家庭内でニホンミツバチのハチミツを気軽に食べられる贅沢さは実に羨ましい限りです。
その貴重さからハチミツを分けてもらおうなどと思っていなかったのですが(実際味見で大満足!)、気のいい友達は100mlもハチミツを分けてくれました。
銀座のデパートで買ったらこの瓶の分だけでも1500円くらいしちゃうかもしれませんね。
この記事へのコメントはこちら