イースター、復活祭、その存在は20年以上前から知りながら、まったく身近でないものでしたが、ここ数年、店頭や広告、ワークショップでイースターの文字を見かけることが多くなってきました。
日本にありがちな、キリスト教のお祭りを宗教色を薄めて商売に活用のパターンですね。(ハロウィンはキリスト教のお祭りではないとするそうですが、バレンタインデーやクリスマスはその典型ですね)
イースターエッグ、イースターバニーという言葉を耳にしたことのある方も多いと思うのですが、イースターと言えば、卵(エッグ)とうさぎ(バニー)が象徴とされ、それを象った商品やレシピ、ディスプレイがそこかしこで展開されています。
先日、子どもと行ったまなび館で花植えのワークショップでもイースターと称して卵や鳥、うさぎといった小物が用意されていました。
イースターそのものは何かというと、イエス・キリストが死後3日目に復活したことを記念してのお祭りの日。
キリストは金曜日に死んだので復活したのは日曜日。
春分の日のあとの満月の次の日曜日がイースターとされ、毎年変動します。今年は4月16日。(ということを今回初めて知りました)
象徴とされる卵は誕生、うさぎは多産ということから使われているのだそう。
卵(イースターエッグ)は染色されたり装飾されるのが普通で、カナダにいたことがあるのですが、その時はイースターエッグ用のフィルムを卵にかぶせてゆで、模様をつけるということをしていました。
その数年後、カナダに住む友達から、いらなくなったネクタイでイースターエッグを作れるよ。子どもと作ったら楽しいんじゃない?とメッセージが届きました。
要はネクタイの染色を卵に移すというもの。
【作り方】
ネクタイを卵に巻き付け、その上から綿の白い布でぴっちりと覆う。
水と酢を入れた鍋に、布でくるまれた卵を入れ、あとは普通のゆで卵より少々長めにゆでる。
できあがり。
注意点は、ネクタイのデザインをしっかりと卵に移したい場合は、ぴちっと包む。隙間があると染まらない。大量生産されている洗卵は表面がつるっとしてて色乗りが悪い。うみたて卵のようにざらざらが残ってるもののほうが色乗りがよい。
キリストの復活は横においておいて、春がうれしいのは万国共通。
イースター商戦にのっかって、食卓をにぎやかにするのも悪くないですね。
この記事へのコメントはこちら