先日、インターネットで「雪育」という言葉を見つけました。
食育、花育、木育などは聞いたことがありましたが、雪育は初めて。
いまどきは「育」をつけたもの勝ち、流行りものの先駆けように見えてしまうのですが、ちょっとひねくれた考えでしょうか。
上記の二つのサイトを見てみると、スキーやスノーボードを通して、次々に降り掛かる問題を子ども自身が克服しなければならず、子どもの自立性の発達に効果があるということです。
確かに、天候条件の厳しい中で行うことや、道具の取り扱いも他のスポーツとくらべると自分で考え動かなければ前に進みづらいものがあります。注意力もないと怪我につながります。危機管理能力も磨かれますね。
雪のない土地で、特に自然の少ない都会で育つ子どもたちにとっては、雪育というプログラムに参加することはこの上ない自立性の発達の機会を得ることになるのでしょう。
山形では、わざわざ教育を受けさせようと意気込まずとも、そこら中で雪育が行えます。
家の間の除雪に始まり、そり台作り、かまくら作り。どうやったら最小の労力で雪が片付けられるか、どうやったら滑りよい台が作れるか、考えているつもりはなくても頭を使いそうです。
もちろんスキーへも気軽に行ける距離感です。子どものリフト代がタダの日もありますね。
町おこしの雪イベント、地域交流への参加をふくめたら、計り知れない雪での教育効果。
こうなると、雪は厄介な存在となることもありますが、やはりありがたいものですね。何より、子どもたちは雪が大好き!
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